- 日時: 2014/03/19 23:03
- 名前: 名無しハンター ◆aATpbJGovQ (ID: epfLg6Tr)
>>825 続き ――――ディブ一行――― 「実体がねぇとはなぁ...困ったもんだなぁ...倒すことも...いや、触れることも無理なんだろ?」 「厳密には、そうだな...何処に行くかもわかんねぇんだろ?」 「そこで考えた......四手に分かれよう、樹海にいたエスピ達は北、ギルドから来たレイオス達は西、三極のバルドル達は東、俺達は南だ。」 「...なるほど、考えたな...」 「どこがだ?適当に考えた様にしか聞こえんが?」 カムトがコトルに聞く 「エスピ達はイドラアルボスのいた[北の大樹林]に行く、レイオス達はギルド方面の西にある[ドンドルマ平原]、バルドル達は[シュレイド城]のある東、俺達は...どうやら...また火山らしいな、この順で行けば全地域をくまなく捜せるって訳だ」 「[北の大樹林]?聞いた事ないな」 長寿のラオミレーテが知らなかった 「[北の大樹林]は第二の樹海みたいなものだ、樹海ではない」 「それと、この地点はちょうど......」 ディブが空を指差す 「まさかな......嘘だろ...」 全員が仰天した 「太陽が...動かない......」 「樹海に来たとき不思議に思ったんだ、月が見当たらないって」 「俺も知らんな、エスピも黒レイアも知らなかったはずだ」 ゆっくり二人が頷く 「明後日の夜、ここに集合だ。太陽を追ってこい。シュレイド15世の発見、情報、何でもいいから探しだそう」 そう言って四組のモンスター達は樹海から姿を消した... ――――――一方シュレイド15世―――― 「...シュレイド龍伝記......全て...」 「申し訳御座いません。シュレイド王殿」 ここはギルド内、ギルドマスターとナイトがいる 「構わん、時間稼ぎにはなった」 「......そろそろお主の事を聞きたい、教えてくださりますか?」 シュレイド15世は深く溜め息を吐いた 「そうだな、一応手は組んでいる、だが言ったよな?裏切りが分かればいつでも殺せる」 「大丈夫ですぞ、口はダイヤモンド並に硬い、言ってくだされ」 「......我等は元々、モンスターの存在を知らなかった、それゆえミラボレアスが来たときは対処の仕様がなかった、我々は竜大戦の存在すらも知らなかった為、ミラボレアスが来たときには人口の約半分が消えた、我々は竜の存在を知った、そして[ハンター]が生まれた、奴等を使い竜を殺しまくった...殺して殺して殺して殺したあげく兵器にした竜機兵さ、十年掛けて約一万ともなろう兵器を作った...国民は言った「これで悪魔の龍に勝てる、天使の龍を迎えよう」 悪魔の龍はミラボレアス、天使の龍はアルボレアスと今では言い伝えられてる。 だがな!!悪魔の龍より憎き龍が現れた!!死神とも言われた!!ロキバルドルだ!! 我々の十年の努力だ無駄だ!![終焉ノ灯火]で竜機兵は全滅させられた!! さらにロキバルドルが現れた翌日、ミラボレアスが殺りに来た!! シュレイドはなすすべ無し...文明は終わった...俺を残して......... 偶然にも竜機兵の生き残りがいたが我としたことか......殺られてしまったよ...... だが、そこで会ったんだ......シュレイドの希望...アルボレアスに 魂だけを生き返らせる事は出来ると......そこで決意した、ミラボレアスに...いや、全モンスターを全滅させると...」 続く〜 |