- 日時: 2014/04/20 02:08
- 名前: お餅 (ID: 5Mtj6NmQ)
「古龍だろうがなんだろうが関係ねぇ!俺たちはモンスターハンターだ!狩って当然なんだよ!」 シュレイド城にハンターの怒号がなり響く。もし人間側についていたならあの声は名言に聞こえただろう… 謎の感覚を覚えながらもディブは古龍とハンターの戦いを背に走り去った。目標はシュレイド15世のみだ。 幾層にも張り巡らされた螺旋階段をひたすらに登る。シュレイド城内には暖炉の跡、洗うはずだったであろう食器の残骸、無残に散らばる本の山があった。 シュレイドだって人間だった。不思議とそう思える空間だった。いまにも家族の笑い声と一家に付く従者の歩く音が聞こえそうだ。 ディブは今なにが正しいのか判断できないでいた。考えれば考える程暗闇に飲まれていく。
一筋の閃光が眼前を照らす。出口だ。
「シュレイド15世!どこだ!!」 謎を振り切るかのようにディブは勢いよく屋上に飛び出て叫んだ。しかし15世の姿は見つからない。代わりとしてそこにあったのはー… 「これは…石板…?」 別にあること自体は珍しくないが、明らかに他の物とは違う、とても古びた石板だった。
(石板の内容を忘れた。)
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