Re: 【試験的】雑談スレ( No.147 )
  • 日時: 2013/08/28 20:10
  • 名前: てきと (ID: W0LQz3v4)

懐かしいものをひとつ


yahoo!検索にて「悪魔アイルー」と入れてみると、悲しい現象が起きます。

悪魔アイルーの後に続く「ダウンロード」「配布」「配信」「作り方」という単 語。

以前、データ改造は法律に触れるという点も含めて「いけないことだ」という記事を 書きました。

ttp://blogs.yahoo.co.jp/god_fencer/32857453.html

たくさんの反響があり、中には「データ改造はもうしません」と書いてくれた人もい らっしゃいます。

こんな小さなブログの叫びでも、一人の人の心を動かせるなら書いて損は無かったと 思っています。

しかし、現実はこれです。

悪魔アイルーという単語があるだけで、ヒット数が爆発的に伸びたりします。

攻略やデータ解析とは分けが違います。

データそのものを改ざんして、ありえないことを起こしているのです。

そして、今回のターゲットとなったのが、MHP2Gの新要素の一つであるオトモアイ ルー。

強さの上限は、攻撃力防御力合わせて500程度のはずなのですが、悪魔アイルーはそ んなもんじゃありません。

攻撃力だけでも1万、4万、6万、10万などなど。

10万クラスになると、G級のモンスターを4、5発で沈めてしまうそうです。

連続狩猟や、2頭クエストなら1、2発で亡き者に出来るでしょう。

更に、防御力も同じぐらいまで上がるので、滅多なことでは倒れません。

強力なモンスターを数発で殺し、どんな攻撃にも耐える恐ろしいオトモアイルー。

それが悪魔アイルーなのです。

更に、これの恐ろしいのは配信できるということ。

たとえば、改造プレイヤーが1匹の悪魔アイルーを作り出します。

そのアイルーを、オトモ配信やオトモ渡しなどで配布することが出来るのです。

改造を行うには特別な環境が必要ですが、悪魔アイルーは普通に配信することが出来 ます。

正常なPSPにも普通に配信できるため、改造出来ない環境の人でも悪魔アイルーが手 に出来るのです。

これが「危ない」のです。

とある攻略サイトの掲示板にこんな書き込みがされていました。

「友達が攻撃力と防御力が4万のオトモアイルーを持っているんですが、 どうやったら手に入りますか? それと、攻撃力は10万とかまでいくんですか?」

これに対する返信が数件ありまして、

「クエスト全部クリアして、称号や勲章を全部集めるとネコバアからもらえるよ 」

「4万とか弱いしw俺6万のオトモ持ってるw」

「それは改造でムリヤリ作ったオトモアイルーなので普通には手に入りません。 欲しかったら、その人から配信してもらってください」

などなど。

一番最初のは、もちろん嘘。

全ての勲章を集めても特に特典はありません。

次の返信は、どこにでもよくいる「俺のほうが強いしw」というタイプ。

で、最後のが正しいけど間違ってるタイプ。

「欲しくても我慢してください」というのが正しいと思うのですが。

悪魔アイルーの場合、配信する側にも、配信される側にも問題があるのが特徴で す。

特に問題があるのが「配信される側」で、以下のような点があげられます。

・悪魔アイルーが改造データであることを知らない

・自分は改造を行わず、普通にオトモ受け取りでもらうため、改造をしたという 意識が無い

・配布してくれる人がいて当然だと思っている

特に、罪の意識がない人が多いのです。

配布しているサイトを見てみると、こんなコメントがよく目につきます。

「悪魔アイルーください!友達に勝ちたいんです!」

「楽して素材が欲しいんです!悪魔アイルーください!」

こんな改造データで、どの点で友達に勝てるというのでしょう?

楽して素材を集めて、どうしたいんですか?

終わりの無いゲームであるモンスターハンター。

飽きたらそこまでというゲームの中、最終的に行き着くのは

「己の狩猟に関する知識や腕を高める」

という点であると思います。

それにも関わらず、モンスターを数発で倒す悪魔アイルーを連れての出陣。

悪魔アイルーを使って、強力な武器や防具を揃えても、使うその人のスキルは全く上 達しません。

それは仲間同士のパーティープレイで特に出てきます。

オトモアイルーのいないクエストで、オトモアイルーに頼ってきたプレイヤーに何が 出来るでしょう?

一緒に戦うのは同じ人間であり「仲間」です。

貴方が、遠くから見ていただけの悪魔アイルーではありません。

時には守ってもらう事もあり、時には自分の力で守り抜かねばならない「仲間」なの です。

また、苦労して手に入れた素材、それを使用して作った武器や防具にはドラマが あります。

この素材を手に入れるために20分の戦闘を10回しました!!

オトモアイルーに任せて1分の戦闘を10回しました!!

価値が全く違います。

何度も試行錯誤しながら戦った相手だからこそ身に付く攻略法というものもあります 。

何十回何百回と使ってきた武器だから、自分しか出せない味というものがあります。

自分の力で頑張るから、それがまた自分の力になるのです。

これだけ書いてると、また「たかがゲームに何熱くなってんのww」って思われるか もしれません。

ですが、モンスターハンターというゲームが好きだからこそ、冒涜するような行為が 許せないのです。

モンスターに苦労して勝ったときの達成感や、欲しかった素材が出たときの胸のドキ ドキ。

一生懸命素材を集めて作った武器の試し切りに、自分でスキルを考えて作った防具の 完成。

仲間と一緒にモンスターに挑むときの連帯感や、新しいハンターとの出会いなど。

一つ一つの喜びが、モンスターハンターというゲームを更に楽しくしているのだと思 います。

悪魔アイルーにモンスターを任せ、遠くから応援する姿は、まさにオトモハンター 。

悪魔アイルーに付き従う、悲しいオトモハンター達へ

本当にこのゲーム、楽しめてますか?

それで純粋に楽しいですか?

少しでも胸が痛むなら、データを消せとまでは言いません。

悪魔アイルーを解雇して、新しい一歩を踏み出してみてください。

※転載可能です。少しでも感化されたブロガー様がいましたら、

このような乱文でよろしければ、どうぞ転載してください。