- 日時: 2014/06/16 19:44
 - 名前: バサルモス愛好家 ◆QA49JpLa4c (ID: .QBKeDaJ)
 
 >>9 支援age、Thank Youです〜 そうです、ボクっ娘saiko(ry 書く力が芽生えました〜!w ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 〜第四章〜「星海の下で」
  ―――――ボクはクンチュウに話し掛けても、何も変わらないのは分かってた。でも、心細かったから、話し掛けただけ……。
  「も、も、もしかして、キミもお母さんとお父さんが死んだの…?」
  ―――――何故だろう…話す事ができた……。有り得ない…。これは夢!? ―――――そう、夢だよ…。お父さんとお母さんが死んだのも…。全部夢…。 ……。そう心の中で思っても、目が覚める事は無かった。
  「 そうだよ…。やっぱり、あれはお父さんとお母さん……。」
  クンチュウは触覚を少し動かした。
  「そうだよ……。だから…だから僕は…。イャンクックに復讐してやる!!」
  なぜかその言葉には、説得力があった。でもボクはクンチュウに聞きたい事があった。
  「キミは、人間の事が怖くないの!?」
  ただ、それだけだった。怖くないなら、打ち解けあえる気がして...。 クンチュウは顔を斜めに向けた。
  「うん……。怖くないよ…。ハンターは怖いけど…。君は怖くないよ。 ところで、なんで僕の言葉が解るの?」
  それが何でだか、ボクには知るよしも無かった。そしてボクはこうクンチュウに伝えた。 「それは、ボクにも分からない…。なんでだろう………」 「そ、そう…。」
  クンチュウは不思議そうな様子だった。 凄く嬉しかった。心細さが無くなって…。
  「君の名前は?」
  クンチュウは、また触覚を少し動かした。 クンチュウにも名前はあったんだ…。そう思いながらこう答えた。
  「クー。」
  クンチュウは少し笑った。
  「へー。なんだか僕の名前みたいだね!僕の名前はクウ…。本当に似てる…w」 「へー、クウかー。」
  「ねぇねぇ、じゃあペチャクチャペチャクチャカクカクシカジカ…。」
  そんな適当な会話が夜空の下で続いた。 ―――――その日の夜空は、満天の星海だった。  |