- 日時: 2013/12/25 16:56
- 名前: バサルモス愛好家 ◆bMfVBgKl.Q (ID: WMnjJ2Mx)
>>155 わざわざ支援age有り難う御座います。 この調子で書いていきたいなー、と思っていおります。
ttp://mh4g.com/bbs_capture/index.cgi?mode=view&no=72
ここのスレにも来てね!(宣伝乙w)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜第三十六話〜「向かう」
「そんな敵に勝てる訳無いだろ!?」 「無茶苦茶だ!黒龍の強さを知って言っているのか!?」 「ふざきんな!1111」 「無理に決まってるじゃない!」 「くえすといくからはちみつください」
―――――様々な場所から声が上がる。その声はどれも怒りというよりは、恐怖を帯びているようだった。
「全員、静まれ!」
ギドスの声により、一瞬で辺りは静まり返った。 『わーギドスすごいー!』 そう思った瞬間、ギドスが大声を上げた。
「確かに皆の気持ちは分かる…!だが…。皆、よく考えてみて欲しい。 何事も…。やってみなくちゃ分からないだろう?皆の力が集まれば、絶対に成果は出るはずだ!」
辺りが再びざわついた。
「なんか…。雰囲気悪いね…。」
クウがこう言った。ボクは返事を返そうとしたけど、その声はギドスの声にかき消された。
「…………。 今日はもう終了する。本当に黒龍を倒す気がある者だけ、後で俺の部屋に来い……。」
するとギドスは出口へと方向転換した。
「無理に決まってるだろクソ!」
ボルボロスが一番に声を唸らせた。
「そーだそーだ!」 「ふざけんなよボケ!」 「ふんたーってなに?」
再び辺りがざわめいた。でも、その中から威勢の良い声が聞こえた。
「はちみつくれるならいく」
ボクが声のする方向を見ると、その声の主はアオアシラだった。
「ボクも行くよ!」
ボクはアオアシラに釣られ、思わず声を上げた。
「ぼ…僕も黒龍討伐に行きます…。」
再びボクが声のする方向を見ると、その声の主はザボアギルだった。
「俺も行く!」 「私も!」 「ワタシモイキマス」 「オラも!」 「僕も行く!」
地下大広間全体から声が広がる。批判していたボルボロスを見てみると、ボルボロスも行くと言っていた。 ギドスは少し希望に満ちた顔をすると、こう言った。
「ならば明日!明日黒龍討伐に向かう!!」 |