Re: 三十九章☆ミラボレアス編★MH小説『クンチュウフォーエバー』( No.178 )
  • 日時: 2014/01/15 18:09
  • 名前: プチスランプ中のバサルモス愛好家 ◆x6RG1KzKgs (ID: PiPQWM76)

>>173
こういうコメントが一番嬉しいです。有り難う御座います。
有り難う御座います。
>>174-176
支援age有り難う御座います。
>>175
クウはオワタ★

題名はモンハン3Gのあるクエストのパロディです。
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〜第四十章〜「双角の覇者」

もうギドスやクウは先に行った。
一対一のタイマンしか出来ない状況だ。

リオレウスの素材で作った太刀を手に取ると、少し暖かい。きっと火属性だからだろう。
ちなみにさっき壊れた盾は、念のため作ったものだ。ディアブロスのせいで壊れたけど。
今も剣先はメラメラと燃えている。この武器で生物を斬ると、熱さで血は蒸発する。
血飛沫を浴びなくて済むからラッキー★

ふとディアブロスを見ると、少し首を上にあげていた。
ん、どうしたのかな?喉に餅でも詰まらせたかな?…その時、轟音が辺りに響いた。

「キュエェェェェェェェ!!!!!!!」

ディアブロスの咆哮だ。メチャメチャうるさい…。

あれ、そういえば左耳が痛い。どうしたのかな?そう思い、耳に手を当ててみた…。

――――あれ?

なんか変な液体が出てる。なにこれ?ふと変な液体のついた手を見てみた。

「ギョギョギョォォォ!!」

……。なんと手には血が付いていた。鼓膜が破れたのだ。ギョギョギョ。
ディアブロスは絶対許せない。代わりにディアブロス君の角は絶対に斬る。その衝動が、思わず言葉としてもれた。

「ちょっとそこのキミ……。よくも可愛い可愛い鼓膜ちゃんを破ってくれたねぇ…。」
「ざまぁみやがれ、ギャハハハww」

ムカつく……。
よし。これから、ディアブロスが攻撃してくるのを待って、それをかわして角を斬る。完璧〜★

すると、予想通りディアブロスはニカニカ笑いながら首を上へ向けた。

ん?また咆哮かな?
そうだったら今度は耳を塞ごう。ボクは耳を塞いだ。あれ?ゴソゴソ音が聞こえる。

「バカめ…。引っ掛かりやがって…。」

微かにそう言った声が聞こえた。
なにに引っ掛かったのかな?そう考えている内に、角を向けて突進してきた。

グシュ……。

錆びたナイフが壁に刺さったような音が聞こえ、胸に電撃の様な激痛が走った。

ボクは少しよろめきながらも、胸を見てみた。

「じぇじぇじぇ!!!!」

時代遅れだとも知らずに、思わずそう叫んだ。
二つの角によって、胸の中心がえぐられていた。
その中から骨が見える程に。多分肉も貫通したのだろう。

ヤバい、勝てないかもしれない。初めて本気でそう思った。