- 日時: 2014/01/15 18:09
- 名前: プチスランプ中のバサルモス愛好家 ◆x6RG1KzKgs (ID: PiPQWM76)
>>173 こういうコメントが一番嬉しいです。有り難う御座います。 有り難う御座います。 >>174-176 支援age有り難う御座います。 >>175 クウはオワタ★
題名はモンハン3Gのあるクエストのパロディです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜第四十章〜「双角の覇者」
もうギドスやクウは先に行った。 一対一のタイマンしか出来ない状況だ。
リオレウスの素材で作った太刀を手に取ると、少し暖かい。きっと火属性だからだろう。 ちなみにさっき壊れた盾は、念のため作ったものだ。ディアブロスのせいで壊れたけど。 今も剣先はメラメラと燃えている。この武器で生物を斬ると、熱さで血は蒸発する。 血飛沫を浴びなくて済むからラッキー★
ふとディアブロスを見ると、少し首を上にあげていた。 ん、どうしたのかな?喉に餅でも詰まらせたかな?…その時、轟音が辺りに響いた。
「キュエェェェェェェェ!!!!!!!」
ディアブロスの咆哮だ。メチャメチャうるさい…。
あれ、そういえば左耳が痛い。どうしたのかな?そう思い、耳に手を当ててみた…。
――――あれ?
なんか変な液体が出てる。なにこれ?ふと変な液体のついた手を見てみた。
「ギョギョギョォォォ!!」
……。なんと手には血が付いていた。鼓膜が破れたのだ。ギョギョギョ。 ディアブロスは絶対許せない。代わりにディアブロス君の角は絶対に斬る。その衝動が、思わず言葉としてもれた。
「ちょっとそこのキミ……。よくも可愛い可愛い鼓膜ちゃんを破ってくれたねぇ…。」 「ざまぁみやがれ、ギャハハハww」
ムカつく……。 よし。これから、ディアブロスが攻撃してくるのを待って、それをかわして角を斬る。完璧〜★
すると、予想通りディアブロスはニカニカ笑いながら首を上へ向けた。
ん?また咆哮かな? そうだったら今度は耳を塞ごう。ボクは耳を塞いだ。あれ?ゴソゴソ音が聞こえる。
「バカめ…。引っ掛かりやがって…。」
微かにそう言った声が聞こえた。 なにに引っ掛かったのかな?そう考えている内に、角を向けて突進してきた。
グシュ……。
錆びたナイフが壁に刺さったような音が聞こえ、胸に電撃の様な激痛が走った。
ボクは少しよろめきながらも、胸を見てみた。
「じぇじぇじぇ!!!!」
時代遅れだとも知らずに、思わずそう叫んだ。 二つの角によって、胸の中心がえぐられていた。 その中から骨が見える程に。多分肉も貫通したのだろう。
ヤバい、勝てないかもしれない。初めて本気でそう思った。 |