- 日時: 2014/04/01 18:13
- 名前: バサルモス愛好家 ◆j6rTdDjJ3A (ID: jHSzD.Ww)
〜第五十五章〜「双角・再び」
「なんだ…。」
ギドスが素早く外に出る。 ギドスに続いて、ボクも一緒に外へ駆け抜けた。 今は朝。こんな早朝から轟音を出すなんて、迷惑だなぁ。
「あの時の門番……。か………」
ギドスがボソリと呟いた。それと同時に向かい風が強く吹き、朝の日差しが鈍く光る。
「まさか………門番って―――――。」 「そのまさか……。だ…………」
ギドスが冷酷に「門番」を睨む。その眼差しは酷く冷たかった。 二つの角、茶色の装甲。やや黒い目。そう、奴は…。
「双角の覇者、ディアブロス」だった…。
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