Re: 26章テツカブラ編【更新】MH小説『クンチュウフォーエバー』( No.89 )
  • 日時: 2013/11/17 21:13
  • 名前: バサルモス愛好家 ◆WNu7VxqLQw (ID: A.0ZDPBJ)

>>88
ミラなんとかさんを倒したらエンディングなので
多分50話位には完結かと……。

モットコメコイ、モットノビロ……))))

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〜第二十七章〜「衝突」

―――――ボクがテツカブラに剣を突き刺すと、テツカブラは尻尾で反撃をしてきた。
―――台風の如し風圧がボクの顔へ過った。

ボクは咄嗟にテツカブラの尻尾を盾で受け止めた。
今にも火花が散りそうな雰囲気に囲まれながらも、ボクは迅速に目の前に回り
テツカブラの目玉へ剣を突き刺した。
夕日の光で剣が一瞬煌めく。その瞬間に血の嵐が豪雨の如く吹き荒れ、
テツカブラは唸り声の様な声をあげ、苦しんだ。
「く…。コイツ………。」
テツカブラは嘆く様に呟くと、大きく空気を吸い込むと
『グガォァォォォォ!!!』
と、鼓膜が張り裂けそうな程大きな咆哮を繰り出した。
でもボクはその咆哮を無視しながら、
テツカブラの尻尾へと剣を降り下ろした。
ハサミで重ねた紙を切るような音が樹海に響く。
直感的にテツカブラを見つめると、切断された尻尾とテツカブラの死体が肉眼に写り混んでいた。

―――――ボクは疲れ果て、冷たい地面へと座り込んだ。