- 日時: 2013/11/17 21:13
- 名前: バサルモス愛好家 ◆WNu7VxqLQw (ID: A.0ZDPBJ)
>>88 ミラなんとかさんを倒したらエンディングなので 多分50話位には完結かと……。
モットコメコイ、モットノビロ……))))
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 〜第二十七章〜「衝突」
―――――ボクがテツカブラに剣を突き刺すと、テツカブラは尻尾で反撃をしてきた。 ―――台風の如し風圧がボクの顔へ過った。
ボクは咄嗟にテツカブラの尻尾を盾で受け止めた。 今にも火花が散りそうな雰囲気に囲まれながらも、ボクは迅速に目の前に回り テツカブラの目玉へ剣を突き刺した。 夕日の光で剣が一瞬煌めく。その瞬間に血の嵐が豪雨の如く吹き荒れ、 テツカブラは唸り声の様な声をあげ、苦しんだ。 「く…。コイツ………。」 テツカブラは嘆く様に呟くと、大きく空気を吸い込むと 『グガォァォォォォ!!!』 と、鼓膜が張り裂けそうな程大きな咆哮を繰り出した。 でもボクはその咆哮を無視しながら、 テツカブラの尻尾へと剣を降り下ろした。 ハサミで重ねた紙を切るような音が樹海に響く。 直感的にテツカブラを見つめると、切断された尻尾とテツカブラの死体が肉眼に写り混んでいた。
―――――ボクは疲れ果て、冷たい地面へと座り込んだ。 |