- 日時: 2013/11/09 18:58
- 名前: 紅魔 ◆39JCODjUas (ID: .v5ICjpf)
第二章「僕と謎のハンター」
外に続く足跡を追いながら気づいた事がある。まず、この道は森に続いていて、普通は人が来ない場所だと思う。だって追いかけて忘れてたけどあの家もう見えないぐらい遠くに来てたもん。 「本当にいるのかな・・・」 もしかしてあのオッサン達がラリって見間違えたんじゃないだろうか? 歩き続けていると、開けた場所に出た。 「はぁ・・・ん?誰だあれ・・・」 見てみると中央にナルガX装備を着た女ハンターらしき人物がいた。属に言うナルガ娘ってやつだろう。太刀を背負ってるのに服がガンナーの外見なのは実に似合う。特に頭が良いね。うん。
そんな事を思っているとナルガ娘が話しかけてきた。 「・・・キミは誰だ?」 「え?え〜っと・・・ハンター、だけど・・・」 僕がそう答えるとナルガ娘が急に表情を変えた。殺気が尋常では無い。 「キミはハンターか・・・なら・・・ッ!」 太刀を抜き取り、音も無く僕に斬り掛かる。 「うわっ!何を・・・っ」 紙一重で攻撃を避けたが、既に相手は次の手に移っていた。ナルガ娘は僕に足払いを掛け、押し倒す。 「・・・捕まえた」 速い。正にナルガクルガを相手にしているかのようだった。あまりにも速く、目の光の残像が出来る程だった。 「はぁっ・・・速いっ・・・!」 「キミに恨みは無いけど・・・ゴメンね」 僕の頬に何か冷たい物が落ちる。ふと彼女の顔を見ると涙を流していた。何が悲しいというんだ?ナルガ娘の方が圧倒的に有利な状況なのに。 「泣いて・・・?」 「・・・っ!」 ナルガ娘の構えたハンターナイフが僕に降り下ろされるー。
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