- 日時: 2013/11/07 20:46
- 名前: 紅魔 ◆39JCODjUas (ID: Enf8R7pw)
新米ハンター♂×擬人化ナルガクルガ♀ 第一章「僕と狩り」
ー狩人ー。 それは周りから見ればとても楽しく、簡単そうな仕事と思われていた。 しかし、“ハンターと呼ばれる者達にとってはそんな軽い事では無い。
ー狩るか狩られるかー。
勝てば栄光を手にするが負ければ命を落とす。つまり、狩りをすることに命を賭けているのだ。そんな厳しいのに何故ハンター業を続けるのか?それには人それぞれの考えがある・・・この青年・ジオもまた、そんなハンターの一人だった・・・。
ー渓流ー
「やっと見つけた・・・『青熊獣』、アオアシラ!」 「グルルッ・・・ガアッ!」 青い毛と甲殻で包まれたモンスターは僕に気付き、いきなり鋭い爪をふり上げてきた。 「危ねっ・・・ってうわぁああぁっ!」 その攻撃を回避する・・・筈が草に足を取られ転ぶ。その間にアオアシラの重い一撃を喰らう。
・・・あ〜っやべぇ・・・意識が・・・
ふと気付くと僕はベースキャンプのベットに寝ていた。近くにネコタクさんがいる。今度マタタビあげようかなぁ・・・。 僕の名前はジオ。ハンターを職業としている・・・けどまだ新米なんだ。 武器は愛用している太刀・鉄刀。 「仕方ない、今日はクエリタしようか・・・」
ーギルドー
「お疲れ様ですっジオさん♪」 「受付のおねーさん・・・」 ちょっと沈んでいた僕に受付嬢のお姉さんが話しかける。 「失敗は誰にでもあることです!気にしない気にしない!」 「そうだけど・・・これで4回目だよ?採取クエなら簡単なのに・・・狩猟クエは難しいね。」 「でもそれが楽しいってハンターさんもいますよ〜?」 うんうんと頷きながら答える受付嬢。 「・・・そうなの?・・・頑張ってみるよ」 受付嬢に挨拶をして、家に戻る。途中まで帰り、少し休憩をしていた。 「防具も変えてみようかなぁ・・・」 僕の防具はユクモノ一式。ユクモ村では定番の服装だ。 防具のことで迷っていると、1つの民家から悲鳴が聞こえた。 「ん?何だろう?」 窓が空いていたので少し中を除いてみた。すると、そこには泡を出して気絶している男達が三人いた。よく見るとコイツらはハンター達だった。 「どうした!?何があった?」 男は弱々しく答える。 「お・・・おんなが・・・っ!」 「女!?女って・・・この足跡か?」 僕は窓に出ていく足跡を追って行った。 |