- 日時: 2014/04/18 17:27
- 名前: カゲヤ ◆ozOtJW9BFA (ID: lxNTcqm4)
>>1002 一応書いとこうと思いまして・・・ 二代目には予約済です
_________「俺、立派なハンターになる!」 昔からの口癖だった。 あの頃はかっこ付けることが俺の常だったし、何より本心からそう思っていた
でもある日、それは少しだけ変わった
あの日、村を壊した「黒龍」ミラボレアス。 その巨体が、ブレスが、炎が。 全て、奪っていったんだ。 命も、皆の努力の結晶の村や家。 何もかも。ただ、俺を除いて。 俺はカッコつけの割に力がなかった。けど、人一倍スタミナとスピードがあった。 これは数少ない誇れる事の一つだ。 ギルドナイトも来てくれた、逃がしてくれた。 これで黒龍を倒して、皆で逃げることが出来る。そう思った。
数分後、俺は泣きながら街へ続く森へ向かった。 その数キロ前には、大漁の死体と炎、それと残骸 それだけだった。上空には黒龍がいる。 もうダメだ、と思いながら走った。
寂れた城を見つけた。 駆け込み、身を隠す所を探す。 しかし、もともと古かったこともあり、すぐ壊された。 やけくそで、竜撃槍を打ち込んだ。胸に当たった。 倒れたが、すぐ起きた。今度こそ終わった。そう思った。
しかし、黒龍は『喋った』。こういった
____今は引く。いつか貴様を、塵にしてくれよう
そう言って奴は飛び立った。 足の震えが止まらなかった。
こうして、俺と喋る黒龍の、因縁が繋がった
『モンスターハンター 黒ノ奏』 第一話、完 |