Re: 小説を書きたいひとはここへ!( No.245 )
  • 日時: 2013/11/21 20:42
  • 名前: シンラ (ID: k9N/px2L)

やっべ。テストの影響で、全然かけなかった・・・・・・・・・




                     第8話「狩猟祭へのご招待」

「何だこれ?」
クルトは、封筒を開けてみた。中には一枚の手紙が入っていた。
「なになに・・・・・・・」
書いてあったのは、毎年開かれているという、狩猟祭の説明と、クルトに出場の資格があるということだった。
「なるほど・・・・・・でも何で俺?」
クルトはしばらく考えていたが、一つの結論にたどり着いた。
「レイか」
レイはしばらくの間、タンジアに滞在していたので、去年の大会に出場していたのであろう。しかもクルトはモガの村で、レイが、かなりの成績を残したと聞いていた。しかも、タンジアで修行の手配をしてくれたのは、レイだ。
「どうりで船が早かったわけだ・・・・・・・・。なるほどな。よし!こうなったら、俺もこの大会でいい成績残してやる!」
そう言うと、クルトは、自室に戻って寝ることにした。大会開始は、明日の正午からだ。
「そういえば・・・・ケイはどうなんだろう?」





次の日クルトは朝早くにケイの宿へ向かった。
「おーい、ケイーーーー。」
ドアをたたくと、
「だれぇ?こんな朝っぱらから・・・・・・・ってクルト?どうしたの?」
「ああ、実はな・・・・・」




「ふぅん。なるほどね。私にも届いたよ。招待状」
「お、マジ?」
「それに予選は二人パーティでの参加だし。私と組むでしょ?」
「予選?」
「えっ、知らないの?」
「ああ。」
「まあ、しょうがないか。私たち下位ハンターは、予選のクエストをクリアしないと、上位本戦にいけないの。しかも、その予選のクエストは、すべて上位のもの。クリアするのでさえ、難しいわ。まあ、難易度が鬼畜すぎて、クリアは一回でいいんだけどね。しかも、クリアすれば、上位ハンターになれるの。いいチャンスじゃない?」
「よし!分かった!じゃあケイ、よろしくたのむぜ」
「こちらこそ」
そうして各々の装備を整え、会場に向かった。





「さあ始まりました、第35回タンジア狩猟祭。司会進行はこの私、タンジア受付嬢、スズハがお送りします。でははじめに、大会会長、ギルドマスター、お願いします」
「うむ。えーオノレたちの実力を、十二分にはっきし、精一杯、楽しんでくれ!」
「はい、ありがとうございました。ではでは、早速、予選に移りたいと思います。下位ハンターの皆さんに、この箱を引いてもらい、出たクエストに向かってもらいます。クリアできたペアだけが、上位ハンターとなり、本戦へ出場できます。では、早速、どうぞ!」
続々と箱の中身を引き、クエストに向かう者たちがいる中、クルトたちの番になった。
「俺が引こうか?」
「お願い」
「了解」
クルトが引いたのは、黒く、不吉な色をした依頼書だった。そしてそれを見た瞬間、スズハの顔色が一瞬にして青ざめた。
「えっ、それは・・・・・・・・・」
「ん、何だ?」
「すいません、あなたたちは失格です」
「はぁ?」
「こんなクエスト、入れた覚えないんですが・・・・とにかくこのクエストは受けさせません」
「ちょっと待て、いいじゃないか、俺が引いたんだから。大体どんなモンスターなんだ?」
「イビルジョーそして、ゴア・マガラの狩猟」
突然、ケイが口を開いた。
「なんだ?それ?」
「超危険なモンスター。いえるのはそれだけ。・・・・・・・・・私だって・・・・・・・・・」
「何だ?」
「なんでもない」
「とにかくこのクエストは受けさせません。」
「いいんじゃないかのう。」
すると、ギルドマスターが近づいてきていった。
「マスター。しかし・・・・」
「こやつらが引いたんじゃ。たとえ、入れた覚えがなくても、それはそれ。行くか行かぬかは、こやつらの自由じゃ」
「じいさん、ありがとな」
「がんばって来い。じゃが、危険だと判断したら、すぐに戻って来い。身の安全が一番じゃ」
「わかった。行くぞケイ」
「・・・・・・・・・っえ?う、うん」
「さあ、遺跡平原へ!」