- 日時: 2013/11/21 20:42
- 名前: シンラ (ID: k9N/px2L)
やっべ。テストの影響で、全然かけなかった・・・・・・・・・
第8話「狩猟祭へのご招待」
「何だこれ?」 クルトは、封筒を開けてみた。中には一枚の手紙が入っていた。 「なになに・・・・・・・」 書いてあったのは、毎年開かれているという、狩猟祭の説明と、クルトに出場の資格があるということだった。 「なるほど・・・・・・でも何で俺?」 クルトはしばらく考えていたが、一つの結論にたどり着いた。 「レイか」 レイはしばらくの間、タンジアに滞在していたので、去年の大会に出場していたのであろう。しかもクルトはモガの村で、レイが、かなりの成績を残したと聞いていた。しかも、タンジアで修行の手配をしてくれたのは、レイだ。 「どうりで船が早かったわけだ・・・・・・・・。なるほどな。よし!こうなったら、俺もこの大会でいい成績残してやる!」 そう言うと、クルトは、自室に戻って寝ることにした。大会開始は、明日の正午からだ。 「そういえば・・・・ケイはどうなんだろう?」
次の日クルトは朝早くにケイの宿へ向かった。 「おーい、ケイーーーー。」 ドアをたたくと、 「だれぇ?こんな朝っぱらから・・・・・・・ってクルト?どうしたの?」 「ああ、実はな・・・・・」
「ふぅん。なるほどね。私にも届いたよ。招待状」 「お、マジ?」 「それに予選は二人パーティでの参加だし。私と組むでしょ?」 「予選?」 「えっ、知らないの?」 「ああ。」 「まあ、しょうがないか。私たち下位ハンターは、予選のクエストをクリアしないと、上位本戦にいけないの。しかも、その予選のクエストは、すべて上位のもの。クリアするのでさえ、難しいわ。まあ、難易度が鬼畜すぎて、クリアは一回でいいんだけどね。しかも、クリアすれば、上位ハンターになれるの。いいチャンスじゃない?」 「よし!分かった!じゃあケイ、よろしくたのむぜ」 「こちらこそ」 そうして各々の装備を整え、会場に向かった。
「さあ始まりました、第35回タンジア狩猟祭。司会進行はこの私、タンジア受付嬢、スズハがお送りします。でははじめに、大会会長、ギルドマスター、お願いします」 「うむ。えーオノレたちの実力を、十二分にはっきし、精一杯、楽しんでくれ!」 「はい、ありがとうございました。ではでは、早速、予選に移りたいと思います。下位ハンターの皆さんに、この箱を引いてもらい、出たクエストに向かってもらいます。クリアできたペアだけが、上位ハンターとなり、本戦へ出場できます。では、早速、どうぞ!」 続々と箱の中身を引き、クエストに向かう者たちがいる中、クルトたちの番になった。 「俺が引こうか?」 「お願い」 「了解」 クルトが引いたのは、黒く、不吉な色をした依頼書だった。そしてそれを見た瞬間、スズハの顔色が一瞬にして青ざめた。 「えっ、それは・・・・・・・・・」 「ん、何だ?」 「すいません、あなたたちは失格です」 「はぁ?」 「こんなクエスト、入れた覚えないんですが・・・・とにかくこのクエストは受けさせません」 「ちょっと待て、いいじゃないか、俺が引いたんだから。大体どんなモンスターなんだ?」 「イビルジョーそして、ゴア・マガラの狩猟」 突然、ケイが口を開いた。 「なんだ?それ?」 「超危険なモンスター。いえるのはそれだけ。・・・・・・・・・私だって・・・・・・・・・」 「何だ?」 「なんでもない」 「とにかくこのクエストは受けさせません。」 「いいんじゃないかのう。」 すると、ギルドマスターが近づいてきていった。 「マスター。しかし・・・・」 「こやつらが引いたんじゃ。たとえ、入れた覚えがなくても、それはそれ。行くか行かぬかは、こやつらの自由じゃ」 「じいさん、ありがとな」 「がんばって来い。じゃが、危険だと判断したら、すぐに戻って来い。身の安全が一番じゃ」 「わかった。行くぞケイ」 「・・・・・・・・・っえ?う、うん」 「さあ、遺跡平原へ!」
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