- 日時: 2013/12/24 18:06
- 名前: 片手拳 ◆EBwplS/Cbs (ID: xBGYt6Ds)
小説書いてみます〜。
〜第一話「可憐なる狩人」〜
ここは世界各地から、大勢のハンターが集まる平原の街「スぺリナ」。 私はここへ依頼を求めてやって来た新米ハンターの一人である。
「よう、ナナミ!久しぶりだなあ。相変わらず可愛いね〜」 彼は先輩ハンターのレン。上位ハンターであり、腕は確かな上、イケメンなのだが……。 後は口調でお察し下さい。
おっと、自己紹介がまだだった。私はナナミ。一月前にハンター登録したばかりである。 腕の方は……。一生かけてもG級ハンターにはなれそうにない。
「ナナミ、お前もしかしてハンターになったのか?勿体ないなあ」 「何が勿体ないんですか?」 「あの、えっと……。その可愛い顔に傷がつくのは見たくないとか」 殴り飛ばそうかと思ったが、ケンカになると面倒なので止めておこう。 「じゃあ、俺と一緒にひと狩り行く?」 「あ、ありがとうございます」 下位ハンターの財布はいつもスカスカだ。依頼を断る理由はない。 「で、狩猟対象って何なんですか?」 「リオレイア」 初心者には厳しすぎる相手である。火球など喰らったら防具ごと消し炭にされかねない。 今私が着ている「ジャギイシリーズ」は火に凄まじく弱いからである。他の防具は「レザーシリーズ」しかない。 「でも、私……、そんなの狩れませんっ!」 「大丈夫だって、いざとなったら俺が護ってあげるよ」 どうやら私の前でいいカッコしたいだけらしい。彼の武器は太刀なのでガードはできないのだが。 だが、ここで断ると彼の面子は丸つぶれである。後が怖い。 「じゃあ、よろしくお願いします!」
〜第二話につづく〜 |