- 日時: 2013/07/08 22:21
- 名前: ちょむすけさん ◆39JCODjUas (ID: Th3F84oY)
続き書くよぉ〜!
六話【仲間】
我龍が消えて二週間が経つ。 しかし、紅は立ち直れなかった。 初めて会った人間。自分にとって大切な人。 それが我龍。しかし、目の前にはいつもの バカみたいに騒ぐ我龍の姿は無い。
「なんで・・・我龍が・・・許さない・・・イビルジョー・・・ッ!」
紅はイビルジョーを憎んだ。 しかし、自分にはまだイビルジョーを倒せる程の力は無い。 紅は自身の無力さに苛立った。
そんなところへギルドマスターが来た。
「・・・紅よ。お前は・・・イビルジョーを憎んでいるようだな。」
突然ギルドマスターに話しかけられ、戸惑う紅。 しかし、すぐに答えを返す。
「当然だッ!あんな奴は私が殺してやるッ! アイツは許さないッ!許すものかッ!」
「・・・そうか・・・。 ・・・それなら・・・お主、仲間を求めてみればどうじゃ? 仲間がいれば例え相手が強大なモンスターでも 狩ることは可能じゃろう。」
「仲間、か。・・・それは良いな。早速探してみるよ。」 紅がそう言った直後、ギルドマスターは 後ろから青年を連れてきた。
「紅よ。こいつは我龍と一緒に旅をしてきた奴だ。」
「えーと、紅さん初めまして。連(レン)と言います。 私もイビルジョーには恨みがある。 是非連れていって下さい。」
「一人じゃまだ物足りんが・・・仕方ないか。 ・・・よろしく。連。」
「うむ。無事仲間になれたようじゃの。 では、幸運があることを祈ってるよ。」
つづく。 |