- 日時: 2014/02/21 23:30
- 名前: genmai (ID: lSNiJJla)
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第三話 「惨劇」
「グルォォ!」 ティガレックスが俺たちに猛突進してきた。 間一髪4人とも回避行動を取れたみたいだ。
「まずいな、、、全員まだティガとまともにやりあえるとは思えない!」 アトラスは口を濁した。 「アトラスさん!もう戦うしかないです!」 リードが震え声で、だが勇ましく言った。アルパスはまだパニックになっているようだ。 「分かった。だが俺たちにティガレックスとまともにやりあうのは不可能だ!俺が睡眠弾を奴に打ち込み眠らせる。その間お前達は奴の注意を引いて、できるところまで弱らせておいてくれ!」 「「「了解!」」」 リードが先陣をきり、背中にかけた太刀を抜刀した。アルパスも正気を取り戻し、ハンマーを手にとった。 「うおおぁああぁ!」 三人同時に胴体に切り込んだ!が、そう甘くはないようだ。ティガレックスは大きく口を開き、深く息を吸った。 「!まずい!!お前ら下がれ!」 俺たちは言うとおり回避行動をとった。
「グルォォォォォォアアアアア!!!!!!」 ティガレックスは怒り状態に入り、全筋肉がズタズタになると思うくらいの強烈な咆哮を浴びせてきた。 右耳の鼓膜が破れたような気がした。 「っ痛!」 ティガレックスは俺が怯んでいるところに飛び込んできた。 「やべぇ!」 「「ゲンマぁぁ!」」 とその瞬間、背後から電撃弾が通りティガレックスの頭に命中した。
今だ!奴が怯んだ瞬間に攻め入る! リード、アルパス、俺は渾身の力を込め斬りかかった。 リードの一撃はティガの翼を破壊し、アルパスの一撃は牙を破壊した。
そして俺は、
「キィン、、、、!」
!!!??? 弾かれた!? ティガは怒り、こちらに猛突進してくる。
「死ぬーー!」
ー ー ー
後ろから人が飛び込んできた。 「アトラス!?」 「っぐ、、、!」 アトラスの腕はティガの噛みつきをまともにくらい、真っ赤に染まった。 だが、アトラスは力を振り絞り噛みつきから逃れ、ヘビィボウガンを手にした。
「ドォォォン!」
複数の睡眠弾をくらい、ティガレックスはやっと眠りについた。
「アトラス!」 「アトラスさん!」 「アトラスさぁん!」
「、、、ギルドに救援要請を出すんだ。」 アトラスは重い口をひらき、言った。
こうして俺の初狩猟は、アトラスに重傷を負わせるという惨劇を起こし、幕を閉じた。
to be continued |