- 日時: 2014/03/01 21:08
- 名前: 真夏のペンギンさん& ◆K54cG3pm6Q (ID: b0DhxFjw)
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書きます。
3話 後編
怒り
日が暮れてからなんとか村に帰還出来た二人はギルドマスターに報告した。 「マスターこれは危険です!状況が変わるまで探索やギルド クエストは禁止すべきです!このままではまた被害が出ます!」 「うむ、まずは状況を把握する為に特殊部隊を派遣しよう。君 達は疲れただろうから待機してくれ。あと、セロは残ってくれ 話がある。」 「わかりました。ドルトーニさんは先に帰ってて良いですよ。」 「では私は、銭湯に行ってくる。」 ドルトーニがギルドから出て行くとギルドマスターは 「君に渡すものがある。」 そう言ってギルドマスターは棚から武器を取り出した。かなり大きい刃が付いた盾とスラッシュアックスの様な瓶の付いた長めの片手剣だった。盾にはギルドのマークが描かれている。 「君達にこの一件は任せようと思う。ただミラバルカンを片手剣で倒すにはドルトーニのような天才的な技が必要だ。おそらく片手剣に慣れている君でも無理だ。だから君はこれを使ってくれ。君ならきっと使いこなせる筈だ。」 「なんなんですかこれ?見たことがない。」 「ギルドが開発した試作兵器だ。現在10人程度のハンターがテストしている。片手剣を改造強化して制作した。其処らの武器とは比べ物にならないくらい強い。」 「あの…僕がこんな代物を扱っていいんですか?」 「ああ、今は君しか託せない。奴をこれで討伐してくれ。3日後に 作戦を開始する。ドルトーニには帰ってから話しておいてくれ。」 「了解です。」
セロはまだこの時はまさか3日後が悲劇の始まりだとは思わなかった。
3日後……
空は嫌な程澄んでジリジリと照らしている。天気予報では雨と言っていたが全く雲も無い。戦いの始まりとは思えない日だ。向こうでは蝉が鳴いている。 「住民は避難させた。思う存分暴れて来い。あと、臨時ベースキャンプからスタートする。」 「わかりました。調整は十分です。行きましょうドルトーニさん!」 「ああ。」 ガーグァ車で通常ベースキャンプに着いた2人は臨時ベースキャンプがある理由がわかった。ベースキャンプはぐしゃぐしゃだった。到底使い物にならない状態である。しばらく進むと臨時ベースキャンプがあった。ベッドと支給品チェストしかない。粗末な作りである。チェストには
○支給品用秘薬
○応急薬グレート
○携帯食料
○携帯砥石
○支給品用大樽爆弾
があった。かなりの量だ。二人はバックに詰め込みベースキャンプを出た。 疲れてきたなぁ。
続く |