- 日時: 2014/03/30 14:44
- 名前: 翼の勇車 (ID: bMHDJrWl)
更新しますかね、よっこらしょ。
第十一話〜村長と新たな仲間〜
「いやー、狩り場に来るのなんて何年ぶりかなー」 後ろに音符マークがつきそうなほど楽しそうな村長。かつてハンターをやっていたそうだが、それにしては興奮しすぎである。アプトノスやらモスを見るたび走り出そうとするので、ネオに付き添ってもらっている。ランポスみたいなのに会ったらどうする気なのだろうか。 「じゃあ、今から呼びますんで」 「頼むよ!」 はいはい、と言いながら角笛を取り出すカスケくん。これは店で売っている物とは違い、超大陸の物だそうだ。吹き方によって意味が変わる。 「プオープオープオー」 三回分の吹き鳴らし。これは集合の意味だ。まあ、私達は主にこれしか使わないけどね。 「ガァーッハッハァー! 俺様、参上!」 最初にやって来たのはトトス。村長のテンションが大変なことになったのは言うまでも無い。 「おーう、今日も来たかー」 「やほー、おっはよー!」 クックとギザミも立て続けに登場。村長は…… 「す、凄い! ホントに喋ってる! もう死んでもいいくらいに嬉しい!「なんでやねん」!?」 背後から村長をハリセンで叩いたのはゲネッポ。あれ? 「ゲネッポ、もう副リーダー決めてきたの?」 「せや。というかすでに候補は絞ってあったんや、チャッチャと決めて来てもうたわ。しばらく滞在する予定やで」 そうだったんだ。そんな適当に決めていいの? とか疑問はあったが、勝手に彼の家の(巣の)事情に首を突っ込むことはないだろう。 「「「「で、この人誰(や)?」」」」 うん、くると思ったその質問。 「この人は私達の村の村長。いろいろあって、君達に会いたいってことなんで連れてきた」 「よろしく!」
~説明& 自己紹介中……~
「いやーそれにしても凄いなー、夢みたいだなー」 この人はどこどこまでも子供か。まあいいけど。 「あ、そうだ。ちょっと話があるんだが……」 クックが話しかけてきた。何だろう。 「いや、どうもな、新たに仲間が加わるっぽいんだ。カスケ、お前は知ってる奴だが……まあ良い。おい、来ても良いぞー。……あれ?」 おや、来ないですがどうしましたか? 「全く……」と言いながら背後の林に入っていくクック。どうしたんだろうか。 「はいはい早く出て! 皆が待ってるぞ?」 そんな声が聞こえて来た。恥ずかしがり屋なのかな? 「待たせた」 そう言いながら出てくるクック。どうやらそのモンスターはクックの後ろに隠れているようだ。 「ほら挨拶!」 「うう……」 急かすクックの後ろからゆっくりと出てくるモンスター。それは……。 「……イャンガルルガ?」 |