- 日時: 2014/04/01 03:29
- 名前: 翼の勇車 (ID: 8oWbbdLV)
まあとりあえずはキリの良いとこまで更新します。復活祭もまだやってますし。
第十四話〜二号船〜
ザバァーン! トトスが水面から飛び出す音が聞こえる。そして水しぶきの向こうでは、お互いに抱き合うようにする二匹の魚竜種だった。 「なんでお前がここに!? 会いたかったぞ!」 「ヒャッハァ! 我輩もだ! まあ詳しい事はあとで話す。とりあえず向こうにいくぞ兄弟!」 そして二匹は湖の縁を歩き、ここまでやって来た。 「紹介するぞ! コイツはドスガレオスのレオ! 俺様の幼なじみだ!」 「ヒャーッハッハ! 懐かしい連中もいるじゃあねえかよオイ! クック、ギザミ、ゲネッポ、久しぶりじゃあねえか! お!? ルカも無事に着いてたみたいだな!」 うん、分かった事が一つ。やかましいのが増えた。 「ヒャッハ! ヨッシャア皆ついて来い! 他の連中にも会わせてやるぜ!」 「おいおい兄弟、他の奴らまできてんのかよオイ!」 なんか……凄いことになりそう。 やって来たのはゲネポスの巣からそう遠く無いところ。そこに、三匹のモンスターが居たのだった。 「ヒィヤッッハァァァ!! 見つけたぜぇぇ!」 その声を聞いてこちらを振り向くモンスター達。どうやらトトス達を探していたらしい。 「ああ、見つかりましたか、良かった良かった」 「ゲネッポ! 良かった見つかって……あまり父さんの手間を取らせるもんじゃ無いy「ワイがいつてめえの息子になった」グェ」 ゲネッポが凄まじいスピードで走って行き、ボケをとったドスイーオスにツッコミを入れた。ちなみに、その前に妙に落ち着いた様子で喋っていたのはドスランポスだ。わぁお、ドス三兄弟が揃ったようですな。 「カスケ」 ダンディな声が聞こえてきた。こちらに歩いて来たのは……ティガレックスだった。おお、この面子は因縁のある種類が多いですなあ。別に嫌悪感とか無いよ!? 「久しぶりだな、ティガ。皆変わりないみたいだね」 「ああ」 無口な性格みたいだ。……あ、今気づいたけど、この喋るモンスター軍団の中で飛竜種、ティガさんだけだ。はい、イャンクックを飛竜種だと思ってた人、正直に手を挙げなさい。
~紹介タイム~
「ヒャッハ! さっきも紹介されたが、我輩はドスガレオスのレオだ! よろしくなヒャッハー!」 「どうも、ドスランポスのランです。以後、お見知りおきを」 「わしはドスイーオスのイーオだ。ゲネッポとは漫才コンビ組んでる。よろしくな!」 「……ティガレックスのティガだ。よろしく」 話によれば、カスケ達をこっちの大陸へ運んできた船がもう一往復したらしい。 ああそれに、私達と一緒には行動しないらしい。まあ、たまには遊びに来るみたいだけど。 さ、それじゃあゲネッポん家行きますか。 |