- 日時: 2014/04/02 00:50
- 名前: 翼の勇車 (ID: XNYU5reK)
我にしては珍しく神視点で書きます。
クロスオーバー その2-2 異世界の人
「やったーwww今夜は蟹鍋だーwwww」 ダイミョウザザミへと突進する天。そのダイミョウザザミというのは……。 「え? 誰? てかちょっと危ない! ちょ、ストップストォォップ!!」 ギザミだった。急に現れて自分に突進してきた天に焦り、後ろへ跳びのく。 「うはwwちょ、喋ったwww」 「こっちのクシャみたいなもんか? いや、そもそもこの世界のモンスターは喋るのか?」 「美味しそう……」 一人妙なことを言っている幽は置いといて、考察をする蒼。勿論その目は、目の前にいるギザミをしっかりと捕らえている。 「……気配が二つ近づいてくる。これは……人?」 双が言い終わるのと同時に、ギザミの後ろの林から二人のハンターが出てきた。 「お、ちゃんとハンターこの世界にもいるじゃんwww」 「!? あなた達は誰ですか? まさか……密猟者?」 この狩り場を使用しているのはここにいる二人……カスケとミズキだけだ。そう思われてもおかしくない。 「ギザミ、大丈夫!? 何もされて無い?」 「え?ああ、うん。ボクが喋ったら止まってくれた」 「そりゃあモンスターが喋ったら驚くよ」 勝手に話を進めるカスケチームを見て、蒼が止める。 「ちょ、ちょっと待ってくれ。俺らは密猟者とかじゃなくて……」 言いかけた時、ギザミの背後からまたモンスターが出てくる。 「おいギザミ、どうした!?」 「随分とまあ情けない声が響き渡ってたぞ! ガッハッハ!」 「ザザヤンどうした!? 古龍種でも出たんかいな?」 クック、トトス、ゲネッポだった。 「!? 先s、イャンクックににガノトトス、ドスゲネポスか……」 モンスターが喋る。そのことは驚きだが、さっきのカスケの発言から、この世界のモンスターは皆喋るわけではないようだ。 「話を聞いてくれ、俺達は密猟者なんかじゃない。さっきはその、済まなかった」 「ゴメンww」 「俺は蒼。コイツは天だ」 「ウィーッスw」 「んでコイツが双で、このよだれたらしてんのが幽」 「よろしくお願いします」 「やっぱり美味しそう……」 「お、おう……。俺はカスケ。近くの村で活動してる。んでこっちが……」 「ミズキです。よろしくです」 「ボクはギザミ。あー、さっきのだけど気にしなくていいよ。分かってもらえたみたいだし」 「俺はクックだ。何があったのかはだいたい予想出来た。まぁ、しゃあないだろう」 「んで、俺様はトトスだ! よろしくな!」 「ワイはゲネッポていいますわ。よろしゅうお願いしますわ」 |