Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!( No.822 )
  • 日時: 2014/04/07 09:56
  • 名前: 布都御霊剣 ◆Mp0wNgpgF6 (ID: 6lwjBm5F)

モンスターハンター「焔の詩」8話
「ラージャン2頭の討伐・・・・・・か。準備に時間をとりたい。1日分は最低でも欲しいところだ・・・・・・問題ないか?」
「ん〜、1日だったらギリギリ大丈夫かも・・・・・・」
「そうか、なら明日受けよう」
「ありがとうございます〜緊急性を要するのにここのハンター共はラージャン2頭にビビッてて使い物にならなくて困ってたの〜」
こうして、ナグリ村に来ていきなり大仕事を任されたのであった。

「アズルライト。これで武器を強化しておけ」
そう言ってジェノスはアズルライトに素材を渡した。
その素材は白い毛皮ともう一つ、琥珀色に鈍く光る牙を渡された。
「お前のスラアクは精鋭討伐隊剣斧――このベリオロスの素材で氷属性のアンバースラッシュに強化できるからな」
アズルライトはこれを受け取り、ありがとう。と、一言言って武具屋に直行した。
「楼華、氷属性の太刀は持っているな?」
「某には氷刃【雪月花】 がある。心配は無用だ」
「そう・・・・・・か」
そう答えてからジェノスは準備に取り掛かった。

翌日
「今回は2手に分かれて戦う。で、その際のメンバーだが・・・・・・アンバーはアズルライトと同行だ。楼華は俺とこい」
「なぜ僕がアズルライトさんと?」
「武器の相性を考えるとそうなる。スラアクはラージャンと戦うには大振りだ。だからこそ片手剣とほぼ同じ行動が取れるチャクスの剣形態が必要だからだ」
「それだったら楼華さんは太刀です。太刀もそこまで大振りではないはずです」
なおもアンバーは食い下がる。
「これは2手に分かれた各個撃破作戦ではない・・・・・・アズルライトとジェノスの2人が先にラージャンを倒すまで俺達が引き付けておく必要がある。早く片付くほど危険性は減るからな。ここまで言って文句はあるか?」
するとアンバーは降参したらしく、両手を上げて首を横に振った。
「ならさっさと出発するぞ」
こうして私達はラージャン2頭の討伐に赴いた。

遺跡平原
「予定通り二手に分かれる。2頭同時に発見したら手を出すな。どちらかが離れるまで物陰に隠れて待機だ」
その注意を受け、二手に分かれた。

ジェノス&楼華
「楼華と言ったな・・・・・・まさか――陽炎の一人娘か?」
「その通りだ。陽炎は父上の名だ・・・・・・立派な最後だったと聞いているが・・・・・・知り合いなのか?」
「知り合いも何も・・・・・・パーティーメンバーだ。奴が死んでからもう十年は経っているな・・・・・・どうやらおしゃべりはここまでのようだ――獲物が来た」