- 日時: 2014/04/04 10:29
- 名前: 翼の勇車 (ID: RHJjSo1J)
書きます。
クロスオーバー その2-3 異世界への影響
「さて、話を戻すんですが、蒼さん方はどこから……」 改めて質問してくるカスケ。 「どうする? 言うか?」 「良いんじゃね? どうせ信じねえだろww」 「大丈夫だと思いますよ」 「私も」 かくして、蒼たち四人は代わる代わる説明していった。 「なるほどねぇ……」 考えこむカスケ。すぐ後ろのミズキも何やら納得したような顔だった。 (あれ、案外真面目に聞いてくれた?) カスケチームがこれを冗談か何かだと思わず、真剣に受け止めた理由。それは……。 「もしかすると、こっちの世界にも影響が出ているのかもしれないです」 カスケはクック、ギザミ、トトスの方を見る。するとそれぞれ、 「ああ、確かに」 「なるほどなぁ、それなら説明ついちまうわ」 「普通だったらおかしいもんね」 彼らが思い浮かべていたもの。それは、ティガレックスだ。ティガの事では無い、カスケとミズキが初めて会ったときに遭遇したものだ。本来ティガレックスは凍土などに生息するモンスター。密林に現れるなんてこと、まず無い。 それを蒼チームに伝える。すると横からゲネッポが割り込んできて、 「そんならワイにも心当たりがありますわ。こないだ砂漠で、ドスファンゴを見たで。あとランポス共もいよったと思いますわ」 つまり、凍土から密林へ、密林から砂漠へのモンスターの移動が見られたのだ。 「まぁ、あのゲートが異世界に繋がっている時点で何も異常が無いっていう方が不思議だったんだ」 蒼の一言で、うーんと唸って黙り込んでしまう一同。 「まあまあ、せっかくこっちのせかいに来たんや、どうせ記憶が消えてまうんやろ? なら今のうちに楽しんでってや」 「そうですよ、楽しみましょう?」 ゲネッポと双が皆に言った一言で、皆も楽しむ気になったようだった。 |