- 日時: 2014/03/16 13:52
- 名前: 葵只 ◆9sSjKSOhi2 (ID: EwPm.y2W)
>>3続き
当然そこにはリーダーがいる。 ドスランポスはその一匹だ。ズル賢く、体力が減ってくると移動を始める。 しかしそれでも危険度はかなり低い方であり、ちょっとした技術があれば初心者ハンターでも狩れる。
「ランポスは三体・・・ここにはいないか」
アリカはアプトノスには悪いがその場を離れた。 この時期は繁殖期なのでアプトノスが爆発的に増える。 アリカもセールで売っていた生肉を買い占めれるほどに増える。 とにかく増える。しかし数が少ししか増えないのは肉食竜によって減らされているからだ。 自然界は呆れるぐらいに生態系を守っている、というわけだろう。
ガサガサ・・・ 「っ!?」
アリカが余所見をしながら歩いていると茂みの影から音がした。 アリカは咄嗟に前転すると先ほどいた場所に大きな影が現れた。
赤いトサカ、ランポスより鮮やかな青の鱗。そして切れ味抜群そうな爪。 確かにドスランポスだ。だが・・・
「トサカの形が違う!?」
明らかにトサカの形が違い、目も充血しており涎をダラダラと垂らしている。 だがそのトサカには木の棒で叩いたような後がある。
聞いたことがある。 この世には通常とは姿、力、違う特異個体がいることを。
そしてこのドスランポスは・・・
あ の ド ス ラ ン ポ ス だ
特異個体は報酬は高い。が、その強さは並大抵ではない。 特にドスランポスの特異個体は古龍をも超える凄まじい力だと言う。
ここで引くべきか?それとも無謀な狩りをするのか? アリカは続行する判断を下した・・・ |