Re: もんはんのえr…小説!【えろシーンは封印中。】( No.37 )
  • 日時: 2014/03/29 22:26
  • 名前: †紅魔† ◆39JCODjUas (ID: X30y4qV5)

第四章「新しい仲間」

誰も家にはいないハズ…。
もしや、泥棒?

「…すー…すー…。」

寝たフリをしながらこっそり手をアイテムBOXへと伸ばし、武器を探す。
しばらく探すといつもの鉄の冷たさを感じた。

「ふふ…正体を見せろ!」

布団を引き剥がし、アサシンカリンガを片手にベットへつきつける。
すると、そこにはぷるぷると震えるアイルーがいた。

「にゃ…にゃぁ…」
「(か…可愛い…っ!)」

恐らく野良アイルーなのだろう、
今までこんなアイルーは見かけていない。
毛は白く、恐ろしく声が可愛い。

「ぶ、武器をしまってくれないかにゃ…?」
「へっ?あ、ごめん!」

反射的に謝ってしまった。
…にしても可愛い。なんか良い香りもする。
なんでこんな甘い香りがするんだろ。

「あの…キミ、野良アイルー?」
「そ、そうにゃ…泊まる場所が無くて、ちょっとここでのんびりしてたにゃ…ごめん…なさい」

やばい。超可愛い。

「なら行くあて無いよね?ここに住まない?」
「え…良いんですかにゃ!?」
「全然良いよ!一人で寂しかったんだよ〜」
「それは嬉しいですにゃ!ふつつか者ですがよろしくですにゃ」

神は俺に味方しているのか?
可愛いアイルーげっと!!!

「こちらこそよろしく!…じゃあ寝ようか〜フワァ」
「アハハ…こんな遅くにごめんにゃ」

〜朝〜

「…アイよ、何か良い事があったのかの?」
「え〜?まぁねー」

朝っぱらからニヤニヤしてしまう。
だってあのアイルー…「イア」が
家で家事をしてくれてるんだもん。
エプロン超可愛かった…!
人で例えたらもうメイド的な何かが
もうあれがあれでウフフみたいな

「紅君〜大丈夫ですか〜?」
「うっ…げふぅ…ッ」

一人妄想に浸っていて気づかなかった。
紅が青い顔でテーブルに顔を埋めていた。

「頭…いてぇ…飲みすぎたっス〜…」
「さてそれは置いといてクエストの依頼が届いてるぞい」
「(紅の体調は関係無いのか…)」
「ほら紅君起きて下さいよ〜」
「今回はあのモンスターじゃ…
え〜っと…何じゃったっけ?」
「今回は『ガララアジャラ』ですっ♪
ガララアジャラは鳴甲という甲殻を飛ばして
音で攻撃してきます!甲殻を飛ばしてきたら注意して下さいね♪」
「おぉ、そうじゃった、ガララアジャラだった」

マスターは最近物忘れが激しいらしく、よく鑼姉ちゃんに説明を取られている。
大丈夫なのだろうか…

「あ、それなら少し待っててくれる?着替えてくるよ」
「あー…そういえばレイア揃えたんだっけ…?…おぇ」

ー5分後ー

「ふふ…どうよ」

大きく広がった腰装備が特徴のレイア一式は緑色の鱗や甲殻によって高い防御力を持ち、
モンスターの攻撃による衝撃を和らげてくれる。
また、この装備は外見が良く、女ハンターから中々の人気を誇っており、性能も良いと評判なのだ。

「可愛いですね、アイさん♪」
「ありがとう、姉ちゃん」
「ほー…いつもの男らしさとは違う…って痛いぞい!アイ、横腹は止めるんじゃ!」
「そ…んなことより…行こう…か…」

マスターの腹を殴り終え、紅と一緒にクエストを受注して出発する。
よくよく考えたら初めて一緒に狩りに行くんだよなぁ…。

なんだかとてもワクワクしてきた。