- 日時: 2014/07/06 21:02
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: DttKkJRF)
クロスオーバー 7倍quasar ×ダブルサクライザー
九章続き
〜水没林エリア4〜
「…さてと、時間か。」 のんびりと時間を計っていた地であったが、規定の時間、1分が過ぎたのを見て動き出す。 「グワァァ…!」 バシュンッ!! ロアルドロスはある方向へブレスを放つ。それは…ニーリンがいる茂みに向かっている。 さすがのモンスターも何度も同じ方向から攻撃されたらそこに誰かいることくらい分かる。 「おっと、気づかれたか」 水流ブレスが飛んでくるのを見てその場から離れようとするニーリン
ズバッシャァア!!!
しかし水流ブレスは何かによって打ち消される それは地が放った矢であった。しかし…月穿ちセレーネは拡散するタイプの弓。それを無理やり1点に集中させたのだ。 「おーい、二人。もう休んでいいよ。遠くからじっくり見て置け。こっから本気出す」 そういうと地は弓に強撃ビンをつけ、怪力の種を…歯で砕く。
「グォォアアア!!!」
ロアルドロスは標的を地に変え、突進をしてくる。 「…これ以上必要ない」 それを地は…弓を引き絞りつつ、必要分横に回避した後に
バシュンッ!!
頭とたてがみだけに拡散する矢を命中させた。ロアルドロスは頭とたてがみが弱点…。それ以外には当てる気にもなっていない。 「グォォ」 標的を変えないまま地の方向へ向く。しかしこれも地は計算にいれている。
バシュンッ!! 「グォァアア?!」
自身の方向へ向いた瞬間に矢を放つ。矢は頭とたてがみにのみ集中する。
「遅い。」 バシュン!!
怯むロアルドロスに容赦なく矢を放ち続ける。
「グォアアア!!!」 体勢を立て直したロアルドロスは地に向けて水流ブレスを放つものの…ぎりぎり当たらない。あと少しずれていたら当たるのだが…その少しがあまりにも大きい。
「これ以上避けるのもめんどくさい。くたばれ」 バシュン!!!! 「グォォアアアア!!!!!」
地の放った矢は…2発はロアルドロスの両目に直撃。 残りの3発は…たてがみに直撃。たてがみを粉砕し、頭部へとダメージを与えた。 「これで終わり…」 バシュン!!!! 地はもう一発だけ放った。それは…まったく拡散しない1点集中の矢。
ズガッ!!
本来貫通するはずのない5発の矢はロアルドロスの頭部をたてがみごとぶち抜いた。
〜農場〜
「ふぅ〜…土壌はこんな感じで十分かな。」 農は水やりを終える。この間に新たな畑地を作ろうとしていたが途中でやめた。 「さてと、僕も釣りを…と。」 農も釣りをしに二人の元へ向かう。 無論、ミミズなど農地では当たり前に存在する。それ故にミミズなど触り慣れた物…。別に躊躇などすることもなかった。
〜霊華視点〜
「あ…」 ミナーヴァメンバーと交流をしていた霊華であったがあることに気がついた。 「…あの槍に巻きつけられていた紙…見せたほうがよかったかしら?」 炎がどこからかぶん投げてきた槍…それに巻きつけられていた紙にはいろいろ書かれていた。 それは…ミナーヴァメンバー宛にも書かれていた。 ただ、自身がしっていることは少ないし、今は彼のことを知らないほうがいいと考えた。それにどうしても教えないといけなくなったら一番知っている地が言えばいいだけのこと。 そう思いつつまたどこかへ歩く。
〜炎視点〜
もはや肉体が四散しているアマツ…。 その中からとりだした不思議な輝きを持つモノ…。 それはまるで吸い寄せられるかのように、炎のもつ刀へと入っていく。 そして…その刀は元の輝きを取り戻す。 ―すべてを切り裂く刀 これはBLAZEがもつ刀と同じではあるが引き裂く原理は異なる。 BLAZEが持つのは抵抗を0にすることでどんな物質であろうと無慈悲に切り裂く。 それにくらべ炎が持ちし刀は…切り口に触れたものを無に帰す。 それによりどんなに堅い物質であろうと紙同然に斬ってしまう。恐ろしい力である。 「…力が安定していない。やはりすべての力が戻らないと使うのはやめておくべきか」 炎の持つ力はそれぞれが自重しあうことによりコントロールできている。 ただ一つとなると…炎自身コントロールすることができない。 そのため何がおこるのかまったく分からない 炎は刀をしまい、アマツのばらばらとなった死体を見て嘆く 「…命は投げ捨てるものでは…ない…か。」
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