- 日時: 2014/07/09 16:05
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: zoK62vvj)
その25 解放された男
〜炎視点〜
指にはあのリングが…10個つけられていた。 このリングは持ち主のレベルに応じて力が上昇する。それは1個でレベル×1.5倍分が付与されるといわれている。 リング自体は誰でもつけられるようにはなっているが…上昇量は持ち主のレベルに依存する。 それを10個つける…単純にレベルの15倍もの力がついてしまう。それに加え元の異常なまでの力…。破壊力はもはや桁違いだろう。 ※実際にあるゲームにある仕様です。どんなゲームだよとか言わない。 なぞめいた生物はばらばらとなっていた。 それでも再生しようと一箇所に徐々に集まっていく。
「…消す」
炎は時を…止めた。
―あたりは何一つ動かない完全なる静の世界 そこに動くはただ一人…。 炎は懐から…持ち手から刃先まですべて火でできたある刀を取り出す。 刀ではあるが長さは片手剣並み。小型ではある。 それを右手で持ち…振りかざす
「失せろ」 ブンッ!!!
爆炎が対象の周囲を瞬く間に包む。 それは剣から外れるとすぐさま止まってしまった。 しかしこれは完全に止まったわけではなく、時の静止による作用…。 そして時は再び動く―
バシュン!!!!
時が動き出すと共に周りを包んだ爆炎も呼応するかのように動く。 それは一瞬で動き、そして消えてしまった。 中にいた謎の生物と共に…。
「…なぜこんな火をつくることができるんだ、俺の師…。」
そう呟きながらあるところへ向かう。
ガチャッ!!
鍵を無理やりこじ開け、中にいた男を救出する。
「うっ…」 「意識はあるか。」
どうやら意識はある。何も食わせていないのか、かなり苦しそうだ。 炎は懐から食料を取り出し、その男に渡す。
「食え。俺はお前を助けに来た。俺と…同じ世界に住むものよ」 「…?俺と…同じ?」
その男の目は…まるで雲ひとつない青空のような澄み切った色をしていた。澱みのない、純粋な色だ。 髪は碧色に見えるが…ところどころ蒼い部分がある。おそらく元の色は蒼で碧色に染めたのだろう。
「あぁそうだ。俺は炎。やつから少しは聞いているはずだ。まさかここにいるとは思わなかったがな」 「あいつ…あぁ…お前が…炎なのか」
〜火山〜
とりあえずこのままだと相手に寝返りされかねないと感じたミラバルカンは3人に状況を詳しく説明した。とりあえず3人は納得し、あの2人が敵であるという認識をした。 「くそ…あんなにかわいいのに敵とは…!」 「…コレハオレモフフクダ」 「…。」 認識はさせたもののどうするか迷っていた。 己の翼を貫通する槍を持つモノと破壊する力を持つモノ…強敵だ。真っ向からの対立は避けたい。 何かいい案がないか…そう考えていたときだった。 「許さん!これでも喰らえ!!」 ガチャン!! 振り○きは何かを2人に無理やり装着させた。腕輪みたいに見える。 「なにこれ…?」 「プレゼントかなぁ?」 「おら!!」 ズドン!!! さらに2人の前に何かをおく。よくみると…bea○man○a○DX Li○cleと見えるが気にしたらいけない。SP○DAじゃねーのかよ!といってもいけない。 「オイフリムキ…マサカ…」 「おうよ!これが!俺の必殺、地獄のかまぼこ工場長見学会だ!!(゜Д゜)彡」
次回、地獄のかまぼこ工場長見学会、始まる
炎「おい、モンハン要素どこいった」 |