- 日時: 2014/07/12 15:50
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: e1.hmQYR)
その26 地獄のかまぼこ工場
炎「本編に入る前に注意事項といっておこうか。」 地「なんだ?」 炎「今回からしばらく完全にBEMANIなお話が登場する。そのため最初に知っておくとわかりやすいことについてあげるようにする」 地「ほぉほぉ。」 炎「今回はこれらしい」 【REDIMPACT、皿】 地「…あー、皿譜面祭りか。」 炎「前置きが長くなったな…」
〜火山〜
「説明しよう!REDIMPACTのAnotherモードで、皿を5回ミスると工場長怒りの一撃が飛んでくる!なお、鍵盤は30ミスで軽めのおしおきが飛んでくるぞ!!」 振り向きはそう説明する。ちなみに完全にモンハンじゃない。別ゲーだろそれ…。 降り注ぐ皿の数はなんと驚きの2227枚。 あれこれ言っていたのだが半強制的に1曲目が始まってしまった。 「(我らがまるで敵みたいな感じだな…。)」 ミラバルカンはそう思っていた。
〜炎視点〜
「動けるな…よし、行くぞ」 「行くぞってどこに…」 炎はその男が動けることを確認すると、どこかへ向かって歩き出す。 「…ちっ援軍が来ているか」 しかし、それを阻むかのようにモンスターが押し寄せる。もはや質ではなく数で押す作戦といったところか…。 「この数…あのときより多い…」 その男は何かを言っていた。あのときが何を指すのか…炎には分からなかったがおそらく推測できる人はいるだろう。 数で言えばあの時より上ではある。しかし…連携がまったくできていないことに差はない。 懐から…謎の武器を取り出す。それを見た炎は… 「…なるほど、貴様もその武器を持っているのか…ならば心強い。」 「…貴様と呼ばれるのは勘弁だ…。」 そういいながら、二人はモンスターの軍団へと突入する。 その姿は…紅と碧の流星かのように…。
〜地下10階〜
「落ち着いたか?」 「うっ…はい・・・。」 ようやく残妖は泣き止んだ。 「怖いことは分かる。泣きたくなるのも分かる。だから俺はそれを止めることはしない。感情かくしてすごせば…己を忘れてしまうからな。」 地はそう言う。まるで誰かを指しているかのような言い方だろうか。いや、それは違う。 彼自身が過去にそうなったからである。 「まぁそれ以外にもいろいろあって、今の俺は存在するんだけどねw」 …ようやくいつもの口調に戻った地。相変わらずのペース。これに全うについていけるのは…炎とあと一人くらい。 「さてと、まだやることは残っているけど…霊華ー、起きてるよね?寝た振りしてるけど起きてるよな?眠いか腹減ったか知らんけどこれ終わったら俺がおごるから気合でどうにかしてくれーw」 「…その言葉、忘れないわよ」 部屋の隅にうずくまったままだった霊華が起きる。どうやら途中から意識は戻っていた。しかしあえて寝たふりをして様子を見ていたようだ。 もっとも、意識を戻したのは炎が回復させてからの話ではあるのだが…。 「よーし、んじゃもう少し落ち着いてから行こう。無理して怪我したら元も子もない。」 もう少し残妖を落ち着かせてから地は動くことにした。 まぁ炎は放置しておいても問題はない。あの化け物がやられることは絶対ない。あるなら彼の師匠がくるくらいだろうか。 それ以外は何がおきようと屈するわけがない。 それよりも、別行動でこの組織をつぶす…その方がはやい。 炎とはあとで合流することにしていた。 「(…私も残妖みたいに泣きたいわよ…でもそれは…できないよね)」 途中で残妖の様子を見ていた霊華はそう思っていた。 なんせ、同じことをされたのだから…無論、そのことは地は知っている。 というより、地は気づいていた。 「(あー…まぁ、いつか機会はあるはずだ。またそんときまで…いつになるんだろ。)」 と地は思っていた。 |