- 日時: 2014/07/13 00:57
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: fb/.sCkX)
クロスオーバー 7倍quasar ×ダブルサクライザー
十三章続き
〜孤島エリア5〜
そこにいるのは地と通常の3倍の体格であるアオアシラ。決して3倍だからといって赤いわけでもないしよくわからない粒子を出しているわけではない。 体格がでかいぶん繰り出す技の威力も増し、その範囲も増大する。しかし地にとってはそんなものもどうでもいい。 「塵へと、帰って。」 バシュン!!!! アオアシラの後ろから拡散矢を放つ。しかし5本の矢が一瞬で10発も放たれている。 武器はギルドが定める規定内、防具もそれ。しっかりとした規定内の装備だ。しかし何かがはるかに違う。それは彼の異常なまでの身体能力。 本気をだせば…1点集中の矢を12個同時に放ち、それを1秒間に20回打ち込むことができる。 それはあくまで本気での話だが、普段であってもその気になれば16回はいけるというのだから恐ろしい。瞬間であれば30回に相当するものも撃てる。 無慈悲に放たれる矢は同じ部位に直撃する。圧倒的な威力と本数を前にアオアシラは脆く崩れ落ちる。 「正規品だ、問題ない。」 問題があるのは地の身体能力がおかしいことくらいである…。特に変わったことをしていないのにこれであるのだから。 さて、秘湯を求めきた地であったのだが、運悪く繁殖期。モンスターは山のように存在する。 しかもなぜか同時に、である。 「グガァァアアアア!!!!」 「グォォォオオオオアアア!!!!!」 「グォアアアアア!!!!」 「シャァァアアアアア!!!!」 エリア5にモンスターが同時に現れる。 イビルジョー、リオレウス、リオレイア、ナルガクルガ亜種の4頭だ。 「おまwww4頭同時とか常人には無理だろwwwwうえwwwww」 そんな状況でもまったく乱れることのない地。普通なら何体かにこやし玉をぶつけたり、このエリアから逃げることを考えるだろう。それなのに地はそんなこと頭に入れていなかった。 「うん、うん…。うん。決めた。BGMにあわせて矢を放とう。」 そういうと、彼は武器をしまい、別の武器を装着する。防具も頭だけシルソルに変更し、矢筒を取り出しやすい位置に変える 「んじゃ。TRIP MACHINE EV○LUTION CSPのクラップ音にあわせて撃つから。じゃぁの。」 そういって彼は矢を放ちだした…。あと隠せてない。
【この間は地がいったとおり。】
「あー、疲れた。なんか違うモンスターもいるし。」 BGMが終わると地も矢を放つのを止める。 なぜか4頭以外にも大量にモンスターが流れていた。もはやエリア5は死体の山だ。塵もつもれば山となる。塵に帰せど山は生まれる。 「この死体の山をどう処理したらよいものか…いやいや、そうじゃなくて俺は秘湯を取りに来たんだ。死体は…燃やすかぁ」 一応ギルド報告用として死体から剥ぎ取り、それ以外は…燃やした。 「おー、燃える…ってあれ?なんださっき変な光の玉が飛んでいったような…」 燃え上がる焔の中に光る謎の物体を見つけた。しかしそれはあっという間にどこかへと飛んでいってしまった。 飛んでいったものは仕方ない。そう思い特に何も感じなかった。
秘湯がどこにあるのかは一応分かっていた地は道中で出会ったモンスターに… 「Plut○ Relinquishラス滝クラップ音撃ちぃ!!!」 とか言いながら殲滅していった。やっぱり隠せてない。そして… 「見つけたぞ、秘湯を!!」 とうとう竜が訪れるといわれている秘湯を見つけた。それを十分な量を確保し、帰ろうとしたらまたモンスターがいたので仕方なくラス滝よろしくなリズムで撃ちぬいていった。 「…まだ時間あるのかよ。んじゃ凍土でも行ってみるかぁ」 ここまでにかかった時間は…思ったよりはやかった。 今帰れば確実に鉢合わせてしまう。それを避けないとまずい。 そう感じた地は凍土にいくことにした。たしかここにも温泉の質あげるのがあっただろという歓楽な考えで…。
〜炎視点〜
「…」 黒き焔とともに聖の肉体を…消した。 これなら確実に消せただろうか…しかし念には念をいれておいたほうがよさそうだ。 「力が戻ったのは一時的…それにこの空間に俺の力はもう感じられない」 あのとき掴んだ光は…一部の力は完全に、それ以外は一時的に回復させるモノだった。一時的故に、その間に終わらせなければならない。 この空間に力が残っていないとなるなら…あの世界に散り散りとなっているはずだ。 あのアマツは聖によって強化され、力を入れても問題ない個体ではあった。しかしそれ以外は…いや、力によってはモンスターに吸収されてもおかしくない。強力なものからそこまでなものまで… それをすべて集めて、地を沈めて帰る。あと巻き込んだのがいたら謝ればいい。※炎はまだミナーヴァメンバーのことを知らない 「…仕上げか。」 炎はそういって動き出す |