Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!( No.123 )
  • 日時: 2014/04/26 21:38
  • 名前: 翼の勇車 (ID: 1XyAfABH)

……ま、ドンマイです。大丈夫そうになったらまた来て下さい、いつでも歓迎しますよ。
さぁて、サクライザーさんの新キャラとやらが出る前に我も予定してたキャラの所まで進めますか。


第二十四話〜狂竜病克服〜

《バゴオオォォォン!》
ギザミの強烈なストレートパンチが、再びゴア・マガラの顔面を捉えた。先程の数倍の威力でのパンチにより吹っ飛んでいくゴア。しかし今度はのたうちまわったりせずにすぐに起き上がった。怒り状態、つまり自ら狂竜病に感染し、強化したのだ。
「ミズキ、すぐに終わるからね」
一瞬赤いオーラが消えたギザミはそう言うと再びオーラを纏い、足に力を込め、大きくジャンプした。無論その高さはいつもの比ではなく、ギザミがかなり小さく見える程だった。
「アカン、ここ離れるで!」
ゲネッポがネオとカスケを連れ、私の方に避難してきた。よほど凄い技が出るらしい。
そうこう言っているうちにギザミに変化が。ブレスを自分の向いている方向より下に向けて吐き出したかと思うと、の水圧によりギザミの体が前に向かって回転を始め、やがて凄まじい勢いで回転する塊にしか見えなくなった。そしてそのままゴアに向けて落下していく。しかしゴアも馬鹿じゃない、移動して避けようとしていた。
「阿呆、させんわ!」
ゲネッポが走り出し、ゴアの近くで秘技『なんでやねん』を炸裂させた。ゴアは大きく怯み、ゲネッポは凄まじい形相で走って逃げてきた。
「ギザミ……回転ノコ!」
ギザミはハサミを前方に突き出した状態でゴアの頭上に落下、ゴアの頭はハサミによって深く地面に突き刺さった。首が変に曲がっている。
「……!」
私とカスケくん、ネオの三人で驚愕していると、
「……え、あ、あれ? ちょ、抜けな、み、ミズキー、カスケー、ネオー、ゲネッポー、助けてぇー」
ひっくり返り、ヤドが地面に深々と突き刺さってもがいている、いつもどおりの優しくてお茶目なギザミがそこにいた。