Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!( No.174 )
  • 日時: 2014/04/28 11:02
  • 名前: 真夏のペンギンさん (ID: pmoTcxDu)

なんか見ないうちに皆さん進んでる。今日休みだし僕も書かなければ。

二話 結成?

いつも騒がしい樹海が今日は妙に静かだ……まるで何かを恐れる様に。何処かで猛獣の叫びが聞こえた。森が急にざわめいた。
「てめえ黙ってねぇでなんか少しは喋ったらどうだこの糞無愛想仮面野郎!せめて質問くらいは答えろよ!」
「……。」
「話を聞け!」
メイが鼓膜が破れそうな大声で叫ぶ。全く関係の無いタクシーの猫が可哀想だ。たどり着いた頃には、猫はもはや瀕死状態だった。
「着いたぞ!早く降りろ!」
セロは強引に引き降ろされた。散々喚くメイにうんざりしていた。こんなのとコンビを組むのか、と思うと頭が痛くなる。メイがベースキャンプを急いで走り出ていく姿を見ると、セロはゆっくり歩いて出て行った。少し歩くと、奴を見つけた。あの黒み掛かった紫の翼、クック先生に似たくちばし、獰猛な目、毒腺のある尾、間違いない。ガルルガ教官だ。イャンクックに比べるとかなり獰猛な性格で、何より音爆弾が効かない。しかも、喚き散らかす。まるであの騒がしい女みたいに。どうやらガルルガ教官は、あの騒がしい女と交戦中だ。彼奴が戦い負けるのを見ているのも良いだろうと思った。セロは岩陰に腰を下ろしてメイの戦いを見ている。
一方メイは、
「ったく、サボりやがって。まあ、こんな奴5分で片付けられるけど……」
メイは、鉄刀を真っ直ぐ構えた。他にこの構えで戦うハンターはいない……他に彼女の師匠しか知らないから。そして、彼はこの世にいない……思いふけているとガルルガがブレスを出してきた。メイは見事な足捌きで避ける。そして、太刀を振り上げ、
「面!!」
と一言叫ぶと垂直に斬り下ろされた。くちばしを鉄が砕き斬る。痛みで怒ったガルルガが狂った様に喰らいかかる。紙一重で避けて何度も斬りまくる。しかし雑ではない。確実に甲殻に覆われていない部位を斬りつけている。メイの周りを血煙が包む。その姿はまさに鬼姫だった。岩陰から見ていたセロも身を乗り出して見ていた。
「これで……終わりだ!」
メイが太刀を構え直す。ガルルガが迫る。
「我は龍の息の如く燃え、山の気の如く澄み、闇夜の星の如く輝く……」
ガルルガの突進を避けるそぶりも見せず水平に太刀を振る。腹部に命中
し鮮血が飛びガルルガは動かなくなった。大地を血が紅く染める。メイは血がまだ吹き出ているにもかかわらず剥ぎ取り始めた。肉を割く音がこだまする。仲間が死んだことに気付いたのだろう。もう一頭のガルルガが飛んでくる。剥ぎ取りに夢中のメイは気づいていない。メイの後ろに降り、怒りを込めたくちばしを振り下ろした。そして女は生き絶え
る……はずだった。頭部に振りかざされた斬撃に吹き飛ばされた。ガルルガは即座に反撃しようとするが既にいない。慌て辺りを見渡した。時すでに遅し。後ろに回られた。唸る機械音とともに股関節に衝撃が奔る。メイの目の前にガルルガがもう一頭転がった。
「あれ?もう一頭いたの?もう死んでるけど」
「……まだです」
にわかにガルルガが起き上がった。先程とは違う狂った眼。凶暴化している。ただでさえ面倒いのに凶竜化しやがった。
「まだ戦えるのか?しぶといのね。よし無愛想仮面野郎!3分で片付けるぞ!」
「……。」
「好い加減にしろォ!!」
揉めているとガルルガが襲いかかってくる。二人とも苦もなく避ける。先にセロが攻撃した。閃光の如く速技である。短いスキに10発程斬る。メイも1、2発斬る。ガルルガは明らかにセロを狙っている。しかしセロの動きにガルルガはついていけない。セロは何処からとも無く斬りつけている。
「……終わりだ」
不意にロワーガの眼が輝き、セロの握る剣と盾が合体した。まさに男のロマンだ。合体した斧を光と共にぶちかました。1、2そして3回強いフラッシュを受けて遂にガルルガは生き絶えた。

クエストクリア

「彼奴、やるじゃん」
メイも思わず感心した。
「お前凄いんだな」
「……。」
「何か言えよ」
(にしても、何でここまで喋らないんだろう……)

二話終わり

失踪した僕が言える事じゃないな。