- 日時: 2014/04/29 21:21
- 名前: 翼の勇車 (ID: bMHDJrWl)
よっしゃ、任せて下さい! あ、ちなみに、クック達が住んでる密林も一応テロス密林って事で。
クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車
序章続き
ミズキside
「お邪魔しまーす」 「お、来たな。くつろげ」 現在、クックの巣穴。一部メンバーでお泊り会っぽいのをやろうってなったんで、クックの巣に来た。たまに隅を通ってくランポス達もランの支配下なんで仲良くしてる。話を戻すけど、私とネオとカスケ君が来た時にはすでにギザミ、トトスも来ていた。 「にしても、この六人で寝るってのは始めて会った時以来じゃねえか?」 「ホントだね、あの時はベースキャンプでだったけど、ここの方がお泊り会っぽくていいね」 ああそっか、あの後ゲネッポなんかも加わって、このメンバーで寝泊まりするのは久しぶりだ。 「あの時はミズキ、ボクらが怖くてなかなか眠れなかったんだよね」 「うん、でもギザミとクックのおかげで安心できた。あの時はありがとね」 「気にするな。……それはそうとミズキ、あの時のあれ、まだ使ってるのか?」 あの時のあれ、それは勿論クックファーの事だ。 「うん! ほら、今日も持って来てるよ」 アイテムポーチから取り出して見せると、クックは目を細めて嬉しそうにクエェ、と鳴いた。 トトスとカスケ、ネオがキョトンとした顔をしている。ああそっか、この三人は寝てたんだっけ。 「おいおい、俺様達が寝ていた頃に何があったんだぁ? 教えろぉ!」 トトスが首を突っ込む。クックのブレスで焚かれた炎に照らされた顔がにやけてる。 「私達三人の内緒!」 「な!? そう言わずに教えてくれよミズキィ!」 「ダーメ。だよねギザミー」 「え、ミズキそこでボクに振るの!?」 こんなたわいもない会話をしているうちに眠くなってきた。 「なぁ、しってるか?」 クックが話をしだす。眠い目を擦りながらその方を見ると、何処から取り出したのか一冊の本をくわえていた。 「別の大陸には、キャラバンというものがあるらしい」 地面に置いたその本を嘴で器用にめくりながらそう言い、挿絵を私達に見せて来た。それは、モンスターに馬車を引かせ、旅をしている絵だった。 「色々な所を旅している団体で、沢山あるらしい。そんでその中には、ハンターがいるキャラバンも珍しくないそうだ」 「世界を旅するハンター……会ってみたいなー」 「いずれ僕らの村にも来るかもね」 カスケ君がそういった所で会話は終わり、順に眠りについていったのだった……。
あれ、ここは、夢の中、かな? にしては、奇妙な、感覚、だな。 なんだか、体が、浮き上がるような、感覚が……
「はっ」 目が醒めた。五人はまだ寝ている。でも、何かが、何かが、違う……。 |