Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!( No.298 )
  • 日時: 2014/05/05 16:21
  • 名前: 翼の勇車 (ID: dLYaaCB0)

クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車

九章 とある芸人

ニーリンside

「色々と言いたい事もあるだろうがとりあえず紹介するよ。彼はガノトトスのトトス君。先程危ない所を助けてもらった」
「俺様はあのシマ荒らしの野郎を叩きに来ただけだ。てめえが助かったのはどっちかっつうとオマケだっつーの」
苦笑いをするニーリン。
「ワイはドスゲネポスのゲネッポや。天性の芸人やで」
その後も各自自己紹介し、喋るモンスター二匹と会話を始める四人。
「私達はこの崖から落ちそうになっていた所を、ゲネッポ、さん? に助けられました」
ニーリンは状況を説明したマガレットの方を見てから、ゲネッポの方を見る。
「皆を助けてくれてありがとう。礼を言うよ」
「やめてえなニーネエ。ワイは当たり前の事をしたまでや」
モンスターが人を助けるのが当たり前というのに違和感を覚えたニーリンだったが、今は言わなくてもいいだろう。
「「ギャオゥッギャオゥッ」」
不可侵入領域である林の中から、二匹のゲネポスが飛び出してきた。ぬかりなく構えるニーリン。
「お、来よったなゲネカク、ゲネスケ。紹介や、これはワイの側近のゲネスケとゲネカク。人の言葉は話せないんやけど、理解はできるからバシバシ話しかけてや」
ペコリと頭を下げる二匹のゲネポス。それを見たニーリンは武器をおさめ、トトスに話しかける。
「所で気になったんだが、君らの他に喋るモンスターはいるのかい?」
「んぁ?ったりめーだろ。おいゲネッポ、ちょいとペッコ呼んでこい」
「ワイはべっぴんさん方といるほうがええしな、ゲネスケ頼んだわ」
はあ、とため息をついたゲネスケはゲネッポをジト目で見ると、渓流の方へ向けて走っていった。

アストside

「あれ? あっちからかぎなれた匂いが……」
急に上り坂の方をみるギザミ。
「かぎなれた匂い? ギザミの仲間か?」
「……うん、たぶんこれは……あは、二人とも居る。よし行ってみようか! と言いたい所なんだけど、カトリアさんが、ね」
未だにアストにピッタリとくっついているカトリアを見て、困ったように言うギザミであった。