Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!( No.315 )
  • 日時: 2014/05/07 00:36
  • 名前: 翼の勇車 (ID: C/AIPzlE)

クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車

十章 再開

アストside

「そろそろ見えてくるかな」
シャカシャカと脚を動かしながらギザミがそう言う。ギザミは種から違うと言っていたが、一体どんなモンスターなのだろうかと、アストは思っていた。
すると、大きく開けた場所が見えた。何やら話し声が聞こえる。奥を見ると、大型モンスターと中型モンスターが一匹ずつ。そして他にも人影が……。
「おーい、トトスー、ゲネッポー!」
ギザミが片方のハサミを掲げて叫ぶ。向こうにいた全員がこちらを見る。
「おーうギザミ! やっぱお前もズレ見っけたか!」
「ザザヤン、お邪魔しとるでー!」
「ひっ」
改めてアストの背中に隠れるカトリア。ギザミにはある程度なれたようだが、初対面の、しかもガノトトスに見られて怯えない方がおかしい。しかももう一体の方はドスゲネポスである。ドスゲネポスといえば、あのネルスキュラの乱入してきた戦闘にてカトリアが襲われた相手。かなりのトラウマがあるだろう。
「お、まーたべっぴんさん連れとるな。ミズキ紹介したのもアンタやったろ」
ゆっくりと歩いてくるゲネッポを、無言で止めるギザミ。その空気を察したのか、真剣な顔になるゲネッポ。
「カトリア!」
「……ライラ?」
ゲネッポの後ろから走ってきたのはライラ。その声を聞いてゆっくりと顔を出すカトリア。
「ライラ! よかった会えて……。ニーリンにマガレット、エリスも!」
続々とやって来る仲間達に喜ぶカトリア。目の前のモンスターの事も忘れるくらいに嬉しかったようだ。
「カトリアさん、よかったね」
そうそっと呟いたギザミは、ゲネッポに近づく。
「ゲネッポもズレを?」
「せや。ズレを感じて来てみたらまるでハーレムや。ワイ幸せ」
ゲネッポのジョークに軽く笑ってから、トトスの方へ歩いていく。
「おうギザミ。やっぱお前もヒトに会ってたか。このズレとこいつらは何かしら関係がありそうだな」
「多分ね。クックは?」
「あれから会ってねえ。たぶんあいつも誰か会ってんだろ」

ミズキside

「皆遅いね……」
「そうだね……」
「暇だにゃ……」