Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!( No.354 )
  • 日時: 2014/05/11 12:19
  • 名前: 翼の勇車 (ID: gcaVn0mW)

クック「俺の汚名挽回頼んだ」
勇車「あー……うん(えー、せっかく面白いのに……)」

クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車

十二章 初めての……

セージside

「よし、それじゃあ行くか」
カスケはそう言うと、エリア9に繋がる出口へ向かう。ここを通るのがエリア3こと海岸線へ向かう最短ルートだからだ。しかしクックは、最初に入ってきた天井の穴の下へ移動した。小柄なルカはともかく、クックでは大きすぎて出口が通りづらいのだ。
「……」
それをじーっと見つめるシオン。
「……乗るか?」
気付いたクックが一言そう言うと、目を輝かせて走っていくシオン。
「他のも乗れ。三人ぐらいなら問題なく乗せられる。ルカ、お前もアイルーぐらいは乗せられるだろう、セージを乗せてやれ」
「い、良いのか?」
モンスターに乗れると聞いて驚くツバキ。
「ああ。ただし、しっかり掴まってろよ」
そう言い、しゃがんで乗りやすいようにする。
「ど、どうぞ……」
「済まないニャ」
クックにツバキとシオン、ルピナスが乗り、ルカにセージが乗った。
「わはーっ、ルカちゃんより高いですっ!」
「あまりはしゃぐな。落ちるぞ?」
そう言い、バサバサと羽ばたくクック。続いてルカも飛び始めた。
「うお……」
「これは乗り攻撃するのとは一味違うニャ」
「す、凄いですーっ!」
各々が喋る中、二匹が飛び去っていった。
「よし、僕らも行くか」
「そうだね……ってうわっ!?」
不意にミズキをくわえて背中に乗せるゲネスケ。
「乗せてくれるの?」
嬉しそうにギャオッと鳴くゲネスケ。
「あははー、じゃあ先に行ってるねー……」
カスケとネオに申し訳なさそうにそう言うと、ゲネスケに乗って走り去って行った。
「……仕方ないよな、ミズキだし」
「カスケの仲間とか以前に、ミズキは超大陸モンスター達とその仲間に好かれすぎにゃ」
ネオはカスケをジト目で見ながらそう言い、エリア9へ向けて歩き出したのだった。

アストside

「なっ、ちょっとトトス、ゲネッポ。クックは変態じゃ無いでしょ。リーダーシップは人一倍だし、ルカにだってそんなに甘やかして無いじゃん」
「おーザザヤン、あんちゃんだってミズキにゾッコンやないか」
「うえっ!?」
ゲネッポに指摘され、動揺するギザミ。
「気付いとらんと思っとったんかいな? 大体あのゴア・マガラとの闘いの時出したあれは愛の力そのものやろ」
「あ、あれは狂竜ウイルスが変質した……」
「なんで変質したんかいな? ミズキが危険な目に会ったからやろ。それだけで狂竜ウイルス変質させるのは愛の力以外考えられんわ。芸人の勘、舐めんほうがええで」
ギザミとゲネッポの問答を聞いて、終始「?」なアスト達であった。