- 日時: 2014/05/22 19:00
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: jCnXTQSC)
第2話 奇妙なゴア・マガラとの対峙
俺の名は師条…。ゴアおよびシャガルを討伐することだけに特化したハンターだ。 かれこれ人とのかかわりを断って…何年過ぎただろうか。ちょっとした事情だ。 俺が住む未知の樹海は人、モンスターのくることがめったにない最深部に近い場所だ。ここなら俺は誰にも干渉されることもなくすごせる…。 だがたまにモンスターは現れる。人が来ることは絶対ないからまだいいが…正直言ってモンスターは邪魔だ。俺が何も害をあたえていないのに襲い掛かってくるのだからな。 ただ俺はゴアとシャガル以外まともに狩れん。ドスランポスにすら殺されかけた有様だ。無様だろ? 「なんだ…?ゴアやろうが近くにいる?狩るか。邪魔だしな」 近くにゴアの気配を感じる…。邪魔になるだけだ。あの狂竜ウイルスはまじで鬱陶しい。 俺は速攻でその気配の感じる場所へ向かった。
そこにゴア・マガラはいた。 …いや、たしかにゴア・マガラは、いる。 しかし何かがおかしい。 「…何者だ」 感じ取れる気配がゴア・マガラ特有のそれだけではなかった。 何か別の…今まで感じ取れたことのない気配を察知する。 「くっくっくっ…」 「!?」 俺は驚愕した。このゴア・マガラ…しゃべるぞ。 モンスターでも人間の言葉を理解し、話すことのできる種は存在する。しかし…ゴア・マガラにそれは あ り え な い …文献の世界ではありえるかもしれないが…今それが俺の目の前で起きている。 「まさかこんなところで人と出会うとは…くくっ…!」 どうやらあっちも予想外ではあったみたいだ。確かにこんな樹海の最深部に近いところに人がくるわけがない。 最深部近くまでいってしまうと、もはや脱出不可能の迷宮に近い。脱出したいなら何かにつかまって空にあがるのが手っ取り早い。 あとモドリ玉はなぜか使うことができない。なんでだろうな。よくわからん。 「…ほう?貴様が我が一族を絶滅寸前に追い込んだ狩人か。」 一瞬なぜ知っているんだこいつ…と思ったがその疑問はすぐに消えた。 この世界に住むゴアとシャガルは俺を見るだけで逃げていく。おそらく一族にも伝わっているのだろう。 【俺と戦ってはいけないことに】 「だからなんだ?どうせお前もしゃべるにしろ、ゴア・マガラにすぎん、今この場で…!」 俺は愛用する弓を握り締め、矢を放つ準備をした。いつでも放つことはできる。 「哀れな、貴様には我に付き合ってもらうぞ!!」 そういうとそのゴア・マガラは通常種では絶対にありえないブレス…グラビモスの熱線に近いものを放ってきた。 「なに?!」 俺はとっさに回避した。あんなもの当たっていたら一般人なら…即死だろうな ハンターでもあれに当たってしまえば大量の狂竜ウイルスによって…狂竜病の発症は免れないだろう。 しかし、俺はその熱線らしきブレスが放たれたところを見て驚愕した ―空間が崩壊している 「はっ!??」 「くっくっく…!」 俺がその崩壊した空間に驚いている隙に、ゴア・マガラは突進をしてきた ドゴッ!!! 「くっ…!」 俺は突進にぶつかったが…妙だ。普通、突進に当たってしまえばその威力によって大きく弾き飛ばされる。 しかし…弾き飛ばされない。さらに…崩壊した空間の方向へとゴア・マガラは向かっている 「んな?!何をする気だっ!?」 「くっくっくっ…言ったはずだ。我に付き合ってもらうとな!!」 俺は必死に抵抗したが…だめだ、はがれない。まるで接着剤で固められたかのような気分だ。これも狂竜ウイルスによる効果なのだろうか…? いやそれどころではない…!このままでは…と思っていたが、ときすでに遅し… 「くっくっくっ…はぁっはっはっはっはぁぁあああ!!!!!」 「うぉぉぉぉぉぁぁぁぁあああああああああああ!!!!」 俺とゴア・マガラは崩壊した空間へ入ってしまった。
とりあえず2話 作りおきで7話まで作ってる クロスオーバーはまだやらない 設定は…7話終わったら作る |