- 日時: 2014/05/22 21:16
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: jCnXTQSC)
第3話 並立世界〜パラレルワールド〜
「おぁぁぁぁあああああああ!!!」 …俺だ。師条だ。今俺は謎の空間を…落下している。 地面が見えない…先がまったく見えん。いつ激突するのかもわからん それに…俺をこの空間へぶち込んだ張本人がいつの間にか消えている。やろう、付き合ってもらうとか言っておきながら俺一人だけこんな目にあわせやがるとは…! そうこういろいろ考えていると気がついたら周りの景色が変わっていた …空?ということは…高所から落下している?! 落下先は…樹海か?あといろいろ見えたが理解する暇もない。 ズドォォォォォオオオオオン!!!! 俺は樹海に着地した。とはいっても超高所から落下したのだ。 「足が…!」 さすがに衝撃が強すぎる…。 まぁ骨とかに異常はないからよしとする それにしてもこの落ちた先…俺の知っている未知の樹海と同じなんだが…どういうことだ? まさかただ単にちょっと変な目にあったが元に戻っただけ…? 「くっくっくっ…!」 「!」 この声は…俺を落とした張本人、ゴア・マガラ! 貴様…どこにいる…!声はするのに…いない。おかしい、あの巨体が見えないわけがない どこだ…どこに…ん? 俺は視線を下げてみた 「くくっ…ようやく気づいたか」 「はっ!?」 なんと全身ゴア装備のアイルーがそこにいた。だとするとあいつとは別…?いや、声はまったく同じ…どういうことなのか俺にはさっぱりだ。 「この世界では我はこの姿でいさせてもらおう」 …と、そのゴア装備のアイルーは言う。正直言って、意味不明だ。こいつが本当に俺を落としたのと同じなのか、それともただのそっくりさんなのか…。 「貴様が俺を落としたやつなのか…おい!」 俺は矢を放った。連射Lv5だ。5本の矢を、しかも零距離で回避することなど…こいつには無理だろう。俺はそう読んだ。 しかしその読みは…はずれた 「くくっ、こんなもの」 バシッ! そのアイルーは5本の矢すべてを掴み取ったのだ。 「ばかな?!お前は一体…!」 「だから、我は貴様を落としたゴア・マガラだ。いい加減気づけ。BA☆KAでもわかるぞ?」 「くっ…!」 俺はもう一発矢を放とうとしたが…放ったところで結果は同じだ。意味はない。 とにかく今の状況で確信して言えることは二つ。 一つはこのアイルーが俺を落としたゴア・マガラであること。なぜアイルーの姿をしているのかは知らない もう一つは…こいつを倒すことは絶対に不可能なこと。 ほぼ零距離に近い射撃を、しかも連射Lv5の矢を素手でつかんだのだ。どうあがいても無理だ。 仕方なく俺はこいつの言うことを聞くことにした。 「で、結局お前は何をしたんだ。ここはどこか言えよ」 とにかく今この場がどこなのか俺にはわからない。俺はこいつに聞いてみた。その答えは俺の想定外だった。
「くくっ…ここは…そうだな、並立世界の一つ、とでも言っておこう」
「!??」 並立世界だと?!そんなものは小説とかの作り話でしかありえないはずだ! そんなものが実在するわけが… 「くく…どうせ貴様はそんなのありえねぇとか思っているのだろうな。仕方ないな、我が説明してやろうではないか」 …こいつから聞いた話をまとめるとこういうことだ。 本来、世界と世界は干渉することなく、それぞれが独立して存在する。つまり、俺のいる世界だけでなく、いろいろな世界が並立して存在する。それが並立世界。パラレルワールドとも言われる。ただ、時間は共通しているみたいだ。一部は異なるらしい。 中には干渉を阻止する力が脆く、いろいろな世界から人が来てしまう世界もあるらしい。できればそんな世界にはいきたくないな…。めんどくさい。あとそういう世界ほど常識が通用しない。…意味が分からん どうやら俺とこいつは並立世界の一つに落とされたみたいだ。いや、こいつが俺をこの世界に落としたといったほうがいいか…。つまり、俺たちはこの世界でいうと「本来存在しないモノ」といった感じだろう…。おそらくそういうことだ。 …少し気が遠くなってきた。ここまで考えるもの久しぶりだ。 「くくっ…どちらにしろ、貴様は我をなしに元の世界に戻ることは不可能だろうがな…。」 「ならば一つ教えろ、なぜ俺を並立世界へ送り込んだ」 俺の一撃を軽々受け止めることのできる能力があるのならばこのようなことをする必要もない…。そうするのには理由があるはずだ。 俺はそれが知りたかった。答えはこうだった 「簡単なことだ…貴様さえいなければ我が一族は安泰だ。あっという間に繁栄するだろう。ただ、それでは貴様にデメリットしかないだろうから、貴様には我ら一族以外のモンスターの狩猟を学ばせてやろうと思っているのだ。そうすれば、貴様はハンターとしての技量が上がる。悪くない話だろ?」 …話が長い。まぁ等価交換に近いようなもの…といった感じだろうか。たぶんそれだ。それ。 もうめんどくさい。それに俺はゴアとシャガルさえ狩れれば…そう思っていた矢先、 「グォォォオオオオオオオ!!!!」 …ゴア・マガラの咆哮が近くで聞こえた。こいつとの話に気を取られて気づかなかった。 「くく…元の世界だと我が一族はすぐ逃げてしまい、貴様の実力がわからないからな…。【狂竜病を滅ぼし者】と呼ばれしその実力…見せてもらおう」 どうやらこいつは俺にゴアの狩猟をやらせるみたいだ…いくら世界が違うとはいえ、一族が狩られることに何も感じないのか? 俺はそう思いながらも、こいつの指示に従うことにした。 巻き散らかれし狂竜ウイルスをわざと吸い込みながら―
今日は3話で止めます まぁつくりおきしてたのコピペしただk(ry ものすごく都合のいい設定です。うん、クロスオーバー前提といってもいいレベルにね…。
>>428 元気にしてないです(出番的な意味で |