Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!( No.435 )
  • 日時: 2014/05/23 14:17
  • 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: hn6kNkKn)

第4話 師条の実力(前編)

「グォォォオオオオ!!」
ゴア・マガラと俺は対峙する。俺に目をつけた瞬間、あたりに狂竜ウイルスをまき散らかす。
これを察知することにより、ゴア・マガラは対象の位置を把握するのだ。別に狂竜病を発症させるためだけではない。
常人であればこれは回避したいところ。しかし俺は違う。この狂竜ウイルスの抗体を持っているからだ。
狂竜ウイルスの抗体を持ちし者は…おそらく俺一人だけだろう。俺は狂竜ウイルスを吸うとそれを克服した状態になる。他のハンターから見たらうらやましいだろう。
あぁ、それといっておく。普通のハンターが得る抗体と俺が持つ抗体は別物だ。普通ハンターの持つものは一時的だが、俺のはずっとだ。
しかし、俺がこの抗体を手に入れるまでは地獄のような日々だったが…そこはいつか明かす。
とにかく、俺は武器をつかむ。狙う場所は…「頭」と「後ろ足」だけだ。あいつが逃げるときに打ち落とすため翼を狙うこともあるけどな。
「グォォ!!」
ゴア・マガラは俺にめがけ突進してくる。だがそんなものもう何百回も見た…俺は最低限横に移動し、
「…」
バシュッ!!!!
あらかじめ溜めていた矢を後ろ足めがけはなった。矢はすべて命中した。
だがゴア・マガラがその程度でひるむわけがない。すぐさまこっちに向きを変え…
「グォア!!」
ブシャッ!!!!!
単発のブレスを放ってきた。なお、このブレスには誘導機能がついている。しかしその誘導もそんなに高性能ではない。避けてしまえばこっちのもの…。頭が丸出しだ。
「低脳が…!」
バシュッ!!!!
5本の矢は…本来縦方向に並ぶはずだが、俺の弓から放たれし矢は…一点に集中する。
グサッ!!!!
「グギャァァァアアア!!??」
すべてゴア・マガラの左目ができるであろう位置に命中した。おそらくこの瞬間、こいつはたとえ成体になろうとも、左目はつぶされているだろう。
あまりの激痛にゴア・マガラはその場で暴れまわる。こっけいなものだ。
「…」
バシュッ!!!!
その間にも俺は容赦なく頭、後ろ足めがけ矢を放つ。何発か翼に当たるが…それは仕方ない。
「グゥゥッ…!」
どうやらゴア・マガラも落ち着いたみたいだ…。しかし、俺に対して恐怖を感じているのだろう。なかなか攻撃しようとしない。
「どうした?もう恐れたのか?ならばその右目も…!」
バサッ!!
俺がそういったとたん、ゴア・マガラは翼を広げ、この樹海から逃げようとした。
どうやらこいつも感じたんだろう。俺と戦ってはならないことに。
しかし、俺もそうやすやすと逃がすほどあまくはない
「逃げられると思っていたのか?」
バシュッ!!グサグサッ!!!!
「グギャァァアア?!!!」
放たれし矢はすべて右翼を直撃、貫通する。ゴア・マガラの右翼はもう羽ばたくことができなくなってしまっただろう。
ゴア・マガラは墜落した。
「…どうした、もうおしまいか。情けない…!」
人間の言葉を理解できるはずがないが…俺はそういった。
するとゴア・マガラは起き上がり
「グアァァァァアアアアアア!!!!!」
―狂竜化した


とりあえず今日はこれだけ。