Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!( No.454 )
  • 日時: 2014/05/23 23:46
  • 名前: 翼の勇車 (ID: .vGmR6TY)

クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車

十八章 おしどり夫婦とネコめし万歳

「あ、そうだゲネッポ、トトスの仕留めたガノトトスの肉取っといたから使ってよ」
立ち去ろうとするゲネッポとルピナスを呼び止め、ギザミが渡したのは麻袋。もはや超大陸の文化にさして驚かなくなっていたアスト達なので、誰も突っ込まなかったが。
「ザザヤンサンキューな。お、ちゃんと抗菌石入れてあるな、これで腐らずに済むわ」
「あれ、それってもしかして水竜の大トロですかぁ?」
麻袋をのぞきこむ人間とドスゲネポス。これまた不思議な光景だった。

「アルタスお待たせ〜」
突如地面を突き破って出てきた巨体、それはゲネル・セルタスであった。
「おお、置いていってすまなかったなゲル。みんな、紹介する。妻のゲルタスだ」
本来セルタスの種類は雌が一方的に雄を酷使し、場合によってはエサとして食べてしまうくらいで、アスト達には目の前で繰り広げられる仲むつまじげな空気が不思議でならなかった。ギザミの隣でミナーヴァメンバーをを見ていたミズキが共感するように首を縦にふる。どうやら彼女も初見は同じ事をおもったようだ。
「ヒャッハ! そうだお嬢ちゃん、この竜撃戦車みてーなねえちゃんに乗せて貰えよヒャッハァ!」
レオの言葉にパァっと顔を明るくするシオンであった。

「じゃあ、行きましょうかぁ」
「せやな、食材採取しながら行きまひょ」
「待つにゃ」
再び去ろうとする一人と一匹を呼び止めたのは先ほどまでセージに相談していたネオ。
「オレにもつくらせろにゃ」
そう、非常に忘れがちだが、ミズキがカスケ達と出会う前はネオが食事を作っていたのだ。
「ネコめしの底力、見せてやるにゃ……」
どうやらセージとの会話で元気を取り戻したらしく、意気込んでクックの巣へ向かうネオ。
「過信は身を滅ぼす事にニャると言ったんニャが……」
言った事が実になっていないネオを見て呆れて腕を組むセージだった。