- 日時: 2014/05/25 19:30
- 名前: 真夏のペンギンさん (ID: NggDHU9B)
お久しぶりです。
5話
眠鳥に踊らされて
「とにかくあのブレスを喰らったら終わりです!ギリギリまで粘って回避してください!」 「わかってる!けど、彼奴のフットワークに翻弄されちまいそうだな」 「貴女ならなんとかできるでしょう!スキを見て攻撃しますよ!」 ヒプノックが突進してきた。一般的な鳥型の鳥竜種同様隙だらけだ。しかし油断は出来ない。腰を落とし構える。やはりジャンプしてセロの後ろに周る。 「かかった!今です!」 「ああ!くらいやがれェ!」 なんと既にヒプノックの後ろにメイが爆弾をセットしていたのだ。太刀の突きで起爆させる。物凄い爆音鼓膜が破れそうだ。痛みの余りヒプノックは跪いた。すかさずセロはゴムまりの様に飛び出し、盾と剣を合体させた。合体した斧から閃光が吹き出す。牙から光を帯びたシールドスクアーロが直撃する。当たったヒプノックの皮膚が爆発する。二発目は関節に。ヒプノックが倒れた。最後の一発は頭部に当たった。苦しそうな叫びをあげた。しかしメイが突っ込み気刃斬りで斬りつけて追い打ちをかける。鬼の如くその一撃一撃で、血の渦が巻き起こる。一瞬の隙も無い容赦無い斬撃だ。もはや最初に狩りに行ったときからは想像もつかないほどに連携がとれていた。ヒプノックは素早くハンターを翻弄するが、セロとメイはその隙も与えない。30分ほどリンチにするとヒプノックは脚を引き摺り哀れに逃げ出した。大抵のモンスターと同じで巣に逃げるのだろう。セロの防具には自動マーキングが付いている。これによりペイントボール無しでの追跡が可能だ。時間にまだ余裕があるのでエリアにある見たことの無い植物などを採取してから向かうことにした。五分ほどして飽きたのでヒプノックのところへ走った。時計を見るともうあと10分しかない。ヒプノックは寝ていた。こんな時寝ているモンスターに有効な手段がある。爆弾寝起きドッキリである。どんなモンスターでも飛び起きる強力な技である。二人は大樽爆弾Gを置いた。置き終わると爆弾に石を投げた。爆弾が爆発する。ヒプノック空中3回スピンして落下し動かなくなった。
クエストクリア
二人は剥ぎ取り終わると荷物をまとめて密林を出た。 「あのー何か忘れてるような気がしません?」 「え、っと……忘れたな」 「まぁ重要なことではないと思いますし、帰りますか!」 セロが笑った。つられてメイも笑った。
二章終わり
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