- 日時: 2014/05/29 18:40
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: yjJzHrGy)
その3 三途の川にて
「…」 炎はもう三途の川に到着していた。とはいってもどこにあるかを聞いていなかったため広範囲探し回ったらしい。 途中でなにやら最強といいはるよくわからない者に出会ったので溶かしてきたとか。 彼の見る方向にいるのは… 「…zzz」 特別編で出番をもらった人(?)だった。ただ寝ている。 「寝ている?よくわからんが…起こすか。」 そう言うと彼は懐から細身の槍を取り出し… ドゴォッ!!! 地面に突き刺した。その振動で地面が揺れる。どんだけ力を加えたのだろうか…。 「きゃん?!」 その振動に驚いたのか、眠っていた彼女は起きた。…ただ目の前にいるのは全身からよくわからないオーラを漂わせる男。 「…貴様か?あいつらと関わりを持っているのは」 「い…いきなりなんだい?それに貴様呼ばわりされるほどあたいは…」 彼女はそのあとも何か言おうとしたのだが… 「俺は初対面だろうと貴様といってしまいがちだ。たまに使わないが…そこは理解してもらおう。それはそれとしてなぜ寝てた?職務放棄か?地獄を見るか?」 そういいながら彼は両腕に剣を構えて立っていた。炎の身長は2mを超えるため…威圧がものすごい。 彼女は怯えてしまい、何もいえなかった。 「…まぁいい、俺はこの世界に長期滞在する気はない。俺が聞きたいことは1つ」 「な…なんだい?」 「あいつらがここにいた形跡は分かる。しかしそこからどこへいったのかが分からん。知っている情報を教えろ。ごまかすなよ…嘘かどうかは分かるぞ…。そのときは…消す」 遠くから見ていればそんなに恐怖を感じないかもしれないが…目の前でそういわれた彼女はもう涙目状態だった。ちなみに嘘つくと地獄が見れます。 「あ…あたいが知っているのは…4人のうち1人だけ…!それ以外は知らないわよ…!」 「ほう?ならばあとの3人は知らないわけか。まぁいい、1人でも分かれば話ははやい。」 そう言うと彼は一つの剣を取り出し…また空間を切り裂いた。というよりなんであいつらといわれてわかるんですか。 そのまま彼はその空間に入る…と思っていたのだが 「しかし俺はどの世界か知らない。貴様にはついていってもらおう」 ガシッ 「きゃん!?」 そう言うと彼は…彼女を抱えたままその空間に入っていった。彼らが入るとその空間は閉ざされた。
「…貴様はその1人がいった世界のことだけ考えろ。そうすればそこにつく。あと名前言え。俺は炎だ」 謎の空間を落下しているときにそんなこというのも炎くらいだろう…。 「そ…そんなこといきなり…!」 「じゃぁこのまま一生謎の空間を彷徨うか?貴様がその世界を思考しない限りこの空間に終わりはない。別に俺は構わんが貴様はどうだか」 もはや炎ちゃん悪役にちkグハッ!? 「わ…わかったよ…どこの世界にいったか考える…!あとあたいは諸事情で名前は言えないわよ!」 「じゃぁ貴様は仮の名前として冥花(めいか)とでも名づけさせてもらおうか。」 「…それでいいわよ」 結局炎は無理やり冥花を仲間にして、彼の探す者がいる世界へと向かう。
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