Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画発表!( No.536 )
  • 日時: 2014/05/31 11:01
  • 名前: 翼の勇車 (ID: SAyXaWs/)

翼の勇車が描く二つ目の作品『高校生モンスター』

第三話〜出来ること確かめるのはテンプレだよね〜

題名通り。体は基本的に自由に動かせるのが分かった。あとは飛行と、落雷だな。
というわけで羽を広げる。羽ばたいてみた。まだ浮かない。結構頑張ってみた。あ、ちょっと浮いたかな?
「グギャオグガオウ……(ラチがあかねえじゃん……)」
てなわけで、最終手段決行。
"本日は、ミラルーツ便にご搭乗いただき、誠にありがとうございます。只今より本機は離陸いたしますが、その過程で一時落下いたしますのでご注意下さい。"
「ガガギョウガガギャア!(それでは良い空の旅をぉ!)」
塔の縁から飛び降りる俺。必死で羽をばたつかせる。
「グオオオォォォ!(アイキャンフラーイ!)」
真下に落下していた俺だったが、気合い入れでそう叫んだ瞬間羽が風を捉え、ふわりと浮いた。てかめっちゃキモチエエ。
コツを掴んで調子にのって塔周りをとびまわってから、再び元の頂上に着陸する。飛行は上々だな、さて次は落雷だ。
「グオオウ!(十万ボルト!)」
そう叫ぶと上空から光の矢が突撃、意識を向けていた岩を砕いた。物理攻撃ェ……。
そんなこんなで色々確認した俺。だがしかしここで問題が発生した。"腹減ったし"。古龍種は鉱石食べるって聞くけどぶっちゃけ食える自信ない。読者のみんなだって、いきなり目の前に石っころ出されて食えって言われても無理だろ? 俺も一緒よ。てなわけで食料確保へ行くことにした。

~30分後~

今、森の上を飛んでる。ここならアプトノスとか居るかなって思ったんだ。……ところでさ、ミラさんってめっちゃ視力いいのね。遠くのハンターとティガレックスの戦闘が丸見えだわ。あ、突進受けた。痛そう……。
さて、異世界転生もの、特に人外転生の物語は、大きく分けて二つあると思う。人間を敵に回してモンスターとして生きる方と、人間と交友関係を結ぼうとするもの。そして俺は後者だぁ!
「グギャオオォォォウ!!」
全力飛翔で数キロ先にいたティガレックスとハンターへ近づいて行く。今の咆哮でこちらを見たハンターの顔から血の気が引いていくのが分かった。当然だよな、ティガとルーツの二頭狩りとか無理だよな。装備は結構良いの使ってるが……あのティガって上位か?
「グオォガアアァァア!(見るが良い、ラ○ュタの雷【いかずち】を!)」
そう言い、ティガレックスへ向けて全力で雷を落とす。生前のゲームではしばらく戦ってなかったからぶっちゃけ弱点属性とか覚えてなかったけど、直撃したティガは断末魔を上げる間もなく丸焦げになって倒れた。その近くに降り立つ俺。ちょっと離れた所には腰を抜かし、俺を見てガタガタ震えているハンター。……っておい、この子女の子じゃん。
俺は近くの茂みを漁り、何株かの草をくわえてきた。薬草だ、尻尾とかの動かし片が分かるのと同じ要領で分かる。そしてその薬草をハンターの前に落とし、一度離れる。とりあえず落ち着いて貰うのが先決だ。