- 日時: 2014/05/31 12:20
- 名前: 翼の勇車 (ID: SAyXaWs/)
クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車
二一章
「ニーリンさん、見たかい?」 「アルタスくん、あれは……」 少し高い所からニーリンと同じ方向を見ながら話しかけるアルタス。 「あれはクシャルダオラ……古龍種だよ」 「こりゅっ……。それは本当か、アルタスくん!?」 「すでに仲間のティガレックス、ティガがやられた。クックも至近距離の咆哮で耳がいかれて海に落ちた」 怒気のこもった声でそう言った瞬間、モンスター達が一斉に動き出した。ギザミはいにしえの秘薬を作るために材料集めに走り、トトスは二匹救出のため海岸のあるエリア9へ走る。 「ゲリョ、また仕事かもな」 「ああ、光破砲の用意をしておこう」 なにやら相談しているペッコとゲリョ、そしてゲネポス兄弟はゲネッポを呼びにクックの家へ向かった。
「!? ……何かきよった」 諸々の片付けを終えたゲネッポが、何かを感じとるようにそう言う。 「ゲネッポ、どうしたにゃ?」 なんとかオムライスを作り終えてぐったりしていたネオが聞く。 「ギャオウ、ギャオウゥ!」 そこに飛び込んできたのは二匹のゲネポス、ゲネスケとゲネカク。 「どしたスケ、カク!」 「ギャオ、ギャオグギャオウ」 「!!? 分かった、すぐ行くで」 そう言い、キョトンとしてい二人を見るゲネッポ。 「結構強いのがこっちに向かってるそうや。もうすでにクックとティガがやられた。援護にいくで!」 「にゃ!? クックがやられたにゃ!? どんだけ強いにゃ!」 「ルピネエは危ないさかいここにいてや、ネオ、乗り!」 そう言ってネオを背に乗せたゲネッポは走り去っていった。 |