Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画発表!( No.565 )
  • 日時: 2014/06/02 07:11
  • 名前: 真夏のペンギンズさん (ID: zuy5mhVe)

3話
パワー

「はぁ?」
メイはわけのわからない顔をしている。
「俺達の組織アマルガムの最新鋭の試作強襲生態系調査戦艦ラノーチェス1の戦闘員としてな。エクセギアスは人材を育てる為の部隊だ。そのうちメンバーから外される」
「えっ、マジで!知らなかった」
「貴様はよくそんなので生きていけるな……彼奴みたいだ」
「彼奴って?」
「俺のパートナーなんだが、人の話を真面目に聞かない」
その時メイの後ろで物音がした。寝ていたセロが起き上がった。
「うっ……あれ?僕はUEと戦っていたはずじゃ……?」
「セロ!起きて大丈夫なの?」
「ええ……まだ身体中痛いですけどね。それで、まずはこの状況を説明してもらえませんか?」
話を聞いていない様にクロイトが割り込む
「まず貴様に聞きたい。何故単独で長時間ラムダ・ドライバの力を使用出来たんだ?常識では考えられない」
「えーっと……何の話ですか?」
「憶えていないのか?話が聞けると思ったんだがな……」
「あのさ。まずは、ラムダ・ドライバって何?使ったのは良いけど。仕組みが理解出来ない」
「まあ。簡単に言うと感情を力に変える力だ。火事場の馬鹿力って知っているな。あれが人智を超えたパワーになった物と考えて良い。身体能力の大幅な強化や力場を発生させられる。ただし通常では連続での使用は不可能だ。負担が大きい。数人に分ければ10回程度か」
クロイトはセロを見て
「しかし貴様は単独で40回ほど連続使用した。並大抵の人間ならば死んでいる」
「はぁ……何なのかよく分からないです。今まで何があったんですか?この人は誰なんですか?」
「それは私が説明するな」
そしてメイは何があったのかを話した。セロが別人の様になりクロイトの言うラムダ・ドライバってのを使ったこと。セロが途中で倒れた時にメイも使用したこと。クロイトが自分達を助けたこと。彼は自分達をアマルガムの最新鋭強襲戦艦ラノーチェスにスカウトする為に此処に来たこと。セロは黙って聞いていた。しかし顔には驚きが隠せないのがよく分かる。
「それで、僕はラノーチェスに乗ろうと思います。行く場所も無いですしね。あ、あの……一緒に行きませんか?」
「ああ。私は元々乗る気だったし……」
「ありがとうございます!」
「ところで貴様らモガ村への行き方は分かるか?」
「はい。モガ村には舟を使う早いですよ」
「ラノーチェスはそこに止めてある。俺は暫く此処に残り奴らの情報を集める」
「奴らって?」
クロイトは今まで以上に真剣な口調で言った。
「あのアンノウンは唯の刺客に過ぎない」
「えっ!」
「奴らはセイバー。世界の秩序を乱す者。そしてその最高指導者Mr.Xは限界無しにラムダ・ドライバを使用できる。また再び奴らに会うことだろう。その時は……叩き潰せ」
クロイトは跳躍して森に飛んで行った。メイがつぶやく
「私達何だかとんでもない事に巻き込まれたみたいだな……」
「そうみたいですね。なんだか……やな予感がします」

To be continued

また遅くなります。