- 日時: 2014/06/02 17:45
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: gUfKWO2X)
その5 代償
「…」 炎はひたすら飛んでいる。冥花を拾い上げて…。 「いつまで飛ぶんだい?」 「…ちっ」 突如彼は舌うちをする…何か悪いこといった…?と冥花は思っていたのだが… ブチブチッ!!ブシャァァア!!! 何かが千切れる音が聞こえた…それは ―炎の右腕がちぎれる音だった。 「?!!あ…」 あまりに突然、しかも右腕がぶっとぶのを見てしまった冥花は意識を失ってしまった。 彼はそんなことも気にせずにまだ飛び続ける…。
「…とりあえずここでいいか」 彼が着いた場所は密林。右腕は失われたまま。 「…戻れ」 彼がそういうと…失われたはずの右腕が再生されていき…やがて元どおりとなっていた。 ってか復元可能ですか。鬼ですね。 「う…うーん…あれ?」 冥花は目を覚ます。そして…炎の右腕が元に戻っていることに気づく 「あれ?腕戻って・・・」 「いや、ぶっ飛んだ。それにこれは再生した腕…。気にするな、時空を歪めしモノが受けし罰の一つ…。俺だけにしか受けない。」 まぁ都合のいいわけで。 「さーてと…探すぞ」 「あのねぇ…なんのヒントもなしに探す気なの?しかもどっちのよ」 「どっちもだ…そういえば貴様…能力は使えるか?」 「使えるみたいよ…」 「では、別々に動こうか。ではまた1時間後にここで。」 そういうと炎はどっかへ消えてしまった。 「ちょ…!こんなわけのわからない世界でなんであたいひとりにするのさー!!!」 といってももう炎はいないわけで。仕方なく彼女も捜索を開始することにした。
決戦場
「ならバルカンよぉ…いついくんだ?」 「…もうすぐだ。もうすぐ…ん…?」 アカムとバルカンはまだ決戦場にいた。いやアカムは動かないわけだが。 「おかしいな…何か感じた…。人間じゃない。実体のない存在…幽霊か。まぁ気にすることはない…成仏できない愚か者には興味ない」 そういうとバルカンは翼を広げ…空高く飛び立った。そして決戦場から滑空し、どこかへと飛んでいった。 「あー…我輩は暇である。名前はまだ作者がつけてない」 アカムは何かいっていた。
決戦場近く
「ここ…どこかしら?もう少し情報がほしかったわね…」 バルカンが察知していた幽霊は…意外と近くにいた。 「暑い…あとお腹すいた…ご飯…ないわよね…」 ふらふら歩いていた。大丈夫かといわれると大丈夫ではなさそう。 とそのとき… ドゴッ!! 「?!」 何者かが彼女の鳩尾を強打した。 「な…なぜ……私に…攻撃…が…!」 ガクッ 彼女は意識を失ってしまった。
「あーあ…あのあほはどんどん馬鹿なことしてやがる…まったく、俺はまだあいつに見つかるわけはいかねーってのによ。仕事増やすなってwwいや、本当に。どうすんだよこいつの飯作るの…食料確保しねぇといけねぇしあいつから追跡されないようにしろとか難易度たけーわwww」
>>573 ぶっこわしているのはこっちだけだと思う。本編と連動しているけど別作品に近い。 |