- 日時: 2014/06/06 22:27
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: GziRx2aM)
その8 それぞれの動きver2
〜冥花視点〜
「なんなんだよ、このモンスター…」 冥花は鎌を適当に振りかざしていたが…追い払うためであり当てようとはしていない。 一方、ランポスたちは巧みに回避する。よく見ると… 「ギャオ!ギャオ!!」 「な、なんだい?」 何かを訴えているようにも見える。しかし…冥花はモンスターの言葉がわからない。 「死者の扱いには慣れているけどモンスターは…」 と嘆いていたら異世界からなにかよくわからない薬が飛んできた。 名前は…翻訳こん○ゃくっぽいもの と書かれている。 …もろパクリだろ。 とにかく冥花はその薬を飲んでみた。すると… 「頼む!俺たちは襲いに来たわけじゃないんだ!」 「おいやめろって!どうせわかるはずが…」 「きゃん?!モンスターがしゃべった!?」 「「理解しただと!?」」 冥花もランポスたちも仰天していた。
〜バルカン視点〜
「それにしてもあの男…人間だとは思うが何か異質なところを感じた」 バルカンは炎のことを考えていた。人間の気配であるのはたしかだが…なにかが隠れている。そんな気がしてならない。 「っと…それよりも…あの男のいっていたモノと…本来の目的の遂行を」 と、そのときだった。 ドゴォッ!! 「ぬぅ?」 何かが翼にあたる音がした。よく見てみるとそこには… 「まさかミラバルカンがいるとは…思いにもよらなかったぜ」 「よーし、こいつも狩猟してお宝手に入れるかー」 「…」 一人は全身ゴルルナ装備の男…太刀を装備している。 一人は…見たことのない装備をしている。投擲武器だろうか? 一人は…フードをかぶっており顔が見えない。また武器を装備していない。 ではさっきの音は一体…?と思っていたが 「…お前らに制裁はまだはやい。さらばだ」 とにかく今は全力で滑空して逃げることにした。 さすがにこの速さにはおいつけず、その3人組は追ってこなかった。 「今の3人…間違いないな。あれが我の最終目的…!」
〜地視点〜
「(おいどうする!ばれたぞ!)」 「(おちつけ!ここからでてきたらこれで頭を打ち抜けばいい!)」 「(ナイスアイディア!!)」 ガチャッ・・・ 男の一人が銃を構える。…どうやら出た瞬間を狙うらしい。 何か出た瞬間、引き金を引く―完全な策と思っていた。 やがて何かが近づくのに気づいたのだろうか…。銃を握り締める。 「(見えたら撃つ…!見えたら…!)」 誰かが…
でてきた。 「(今だ!!)」 「(お、おい!こいつちg)」 ズドンッ!!! 男は出てきた者に握り締めていた銃を放った。 弾は…貫通した。たしかに貫通した。 「は…はい?!」 「あら、私に何か用事かしら?」 出てきたのは霊華だった。銃弾は頭を…すり抜けていた。どうやら当たっていない。 「ば、ばかな!なぜあたって…」 『よぉ愚か者、まだ生きていたのか。血 祭 り に 上 げ て や る』 二人の男の背後には…いつも以上に怒り心頭の地が立っていた。しかも何か構えている。おそらくこれはこの世界に存在しないぶっ壊れた性能をもつ弓。 『あの世で悔やめ。俺と敵対したことにな!!!!』 バシュン!!! 弓から矢が放たれる音がこだました…。 |