- 日時: 2014/06/07 12:46
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: DttKkJRF)
その\ 解放
〜炎視点〜
炎を撃ったのはギルドマスターだった。 頭を撃ち、そういったあと立ち去ろうとしていた。 しかし… 「…反吐が出そうだな」 背後から…炎の声がする。しかも今まで感じていたオーラよりさらに強烈なものも感じる。 その膨大すぎるオーラに恐怖を感じつつギルドマスターは炎のいたところを振り向いた 炎は…ヘビィボウガンを構えて立っている。背中から何か見える…。血に染まった羽みたいなものが。 「後ろから頭を撃って殺そうなどと…その気になっていた貴様の姿はお笑いだ」 「な…なんじゃと?!なぜ生きている!?たしかに頭を…!」 「あぁ、貫通した。常人なら即死、とでもいおうか。だがな!」 ガチャッ! 彼はギルドマスターの横に立ち、銃口を頭に向ける。 「俺を殺すためには核を破壊しなきゃ無理なんだよ…てめぇも同じ目に会うか?偽ギルドマスター!!」 その言葉にギルドマスターはビクッ!っとしていた。 なぜならこのギルドマスターは…組織が送り込んだ偽者だからだ。 本物のギルドマスターは…おそらくどこかに監禁されているのであろう。 しかし炎はなぜそこに気づいたのだろうか…。 「青二才が世迷言を…」 「だから言っただろ、俺は貴様よりはるかに年上だ。人間換算であれば26歳だけどな…!」 人間換算という言葉にどうもひっかかる…。しかし今はそれどころではない。 「貴様には死よりも恐ろしい物を体験させてやる。…覚えておけ。これは…その前兆だ!!」 ズドドドド!!! 炎はヘビィボウガンから無数の弾を放つ。しかし弾はすべてスレスレを通り、1発も命中させていなかった。ある意味恐ろしい。 そして撃ち終わると彼はどこかへ消えてしまった。
〜地視点〜
「ざっとこんなものか」 「なんで私を囮に使うのよ」 彼らは2人の男を…拘束していた。 実はあの撃った矢は…睡眠用だった。そのため殺しはしていない。 おそらく夢の中でもうなされているのだろう。あんな状況にまでおいこまれたのだから。 「さてと、こいつらはそこらへんの毒沼にRelinquishするからw」 「…。(Relinquishって放棄だけどその放棄だったかしら)」 地は近くにある毒沼に男2人を放り投げ、仮の家に戻った。 家の中には…誰かいる。 「あら、もう来たの。」 「!ゆy」 「この世界で私の名前を呼ぶのは厳禁よ。今は霊華と呼びなさい。」 本名をいいかけていたけどぎりぎりで止めることができた模様。いやそこまでいうとばれそうで怖いのですがそれは…。 「おー、きたかーw」 地はそういうが…さっきまで出していたオーラが隠しきれていないらしい。 「!」 やってきた彼女は霊華の後ろに隠れてブルブル震えていた。かわいい。 「…まぁ無理ないか。」 地はそういっていた。その通りだとは思うけどね。 「とりあえず自己紹介。俺は地。ただのハンターだ。よろしく!」 「どこがただのハンターなのかしら・・・?」 霊華は冷めた笑みを浮かべながら言う。地はただ笑っていた。 「私は…残妖(ざんよう)です」 名前は適当に付けた。ただ本当に適当すぎる気がする。気にしてはいけないけど。 というより本当の名前の一部混じっているが大丈夫か? 「大丈夫だ、問題ないwww」 地はそういっていた。というよりなんで天の声に反応しているのだか…。 「それはそうと…ご飯まだ準備できてないわよ…。」 「あっ」 そういえばご飯の支度していたことに気づいた地は残妖とともに料理を進めることにした。 なお、霊華は支度を放棄した模様。 |