- 日時: 2014/06/14 13:31
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: fb/.sCkX)
第21話 あらたな使命
とりあえずここがどこかざっくりとだが分かったから報告する。 ここはどうやら孤島と呼ばれる狩場らしい…。俺たちが落ちてきたのはエリア1。近くに村が見える。とりあえずそこに行くとのこと この世界はまだゴアやシャガルが存在していない世界…平和なのか。 BLAZEがいうことはこれくらい。とにかく近くの村へと…っとその前に。 「またこの世界でも何か俺にやらせるのか」 さっきまでいた世界ではドスイーオスの狩猟と…なぜかテオ・テスカトルを狩ることになった。 それならこの世界でもなにかやらせるんじゃないか?と思ったのでな。 「当たり前だ。そうしないと等価交換とならない。もっとも、それで命を失ってしまえば意味はなさないが…それはないだろうがな。くくく…」 やっぱりあるのか。まぁそんな気はしてたけどさ。 それはともかくはやくいってくれよ…なにやらせるんだ? 「この世界は3つだが…ひとつはあれだからおいておく。」 「あれって何かしら」 奏連が聞くが…涙那が説明しておいた。そういえば奏連は知らないよな…というより、あんたがその人だったんだけど。 「さて、2つめは…ラギアクルスを狩猟してもらおうか。」 ラギアクルス…?たしか俺の住む地には存在せず、遠方の狩場にいるモンスター…。 素材だけなら過去にみたことはあるが…いったいどんなモンスターなのかはよくしらない。海に住むと聞いているが…水中で狩りなどできるのだろうか。 「3つめ…あの村にいってからのほうがはやい。」 「?」 3つめは詳しく言わなかった。まぁ村に着いたら分かることなんだろう。 俺たちは村へと向かう。ただどうもBLAZEの話と合わないことを感じている。まだあいつには言わないほうがいいだろう。ただ… ―狂竜ウイルスが蔓延している
〜近くの村〜 BLAZEのいう村についた。 この村は…海に面しており、海産物が豊富だ。あとでかい船もあるが…あれはなんに使うんだ?わけわからん。 村長みたいな人もいる。年は若そうだから村長とはいいにくい気もする。あと…なんというか俺の住む世界にあるものと似たものがたくさんある。武器屋とか受付とか。世界が異なるとしても、環境は似るわけか…。 「よぉ!お前たちは旅のものか?」 村長っぽい男が話しかける。ただ俺はどうも話すのに慣れていない。何年も人との関わりを断っていたからわけがわからん…。 「くくっその通りだ。しかし長旅に疲れてしまった。できればこの村に少し留まりたいのだが…」 「おー!そうか!どれくらい留まる予定だ?」 「3,4日程度お願いしたい。」 「ふむ…では、少し依頼があるのだが…見た感じ、モンスターハンターだからこの依頼を手伝ってもらえるのであれば留まってもよいぞ!」 条件つきだがokをもらった模様。というよりBLAZE…話し慣れしてるだろ。 「依頼なんだが…実は今専属のハンターがいないんだ。そのときに限ってなにかおこる…。今回もなんだがこれは我々ではどうもできないんだ。モガ村の森に異変が起きてしまったんだ。」 「異変?くくっ…それはどのようなことかな?」 BLAZEはそう聞いているが…まるでそれが何か知っているような目だ。いや、知ってて聞いてないか? 「1つは食料が消えかけていること。何者かが荒らしているのではないかということだ。イビルジョーの仕業かと考えたが…それにしては何かおかしい。本来あるべきものがないんだ。」 本来あるべきもの…?イビルジョーにあるべきもの…涎?それがないのか? だとすると別の何か…。それを解明しろってことか。 「くくっ…では、その依頼を」 「ちょっとまった。もう一つあるんだ。」 「何?」 BLAZEの様子が違う。どうやら想定外のことでもあったのだろうか。 「実はモガの森に住むモンスターの様子がおかしいんだ。何か狂ったかのような動きをしている。その原因が謎なんだ。それを明かしてもらいたい」 「…それしってる」 俺はそういった。するとその男は驚いていた。仕方ない、俺が説明しておこう…。 簡単に狂竜ウイルスについて説明しておいた。ただこの世界にそんなものが存在しないはず…なぜあるんだ?だとするとその生みの親が存在するはず…。 BLAZEは何か考えていたが…まぁ気にすることではないだろう。
「(おかしい…この世界には狂竜ウイルスは存在しない…我の勘違い?それはないだろう…)」 |