- 日時: 2014/06/15 10:47
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: G74AVzE7)
第22話 行動は迅速に
と、いうことで早速孤島…いや、モガの森か。といわれる狩場に着いた…といっても戻ってきたといったほうが正しいかもしれない。ん?俺?師条。 「…ブツブツ」 相変わらずBLAZEが何か言っているが…聞こえない。何言ってんだこいつ…。 このモガの森は多種なモンスターが住んでいる。エリア数は12。 北部のマップはどうやら水中となっている…俺泳げたっけ? というよりラギアクルスは水中がメイン…泳げねぇと狩れないじゃん。3,4日で泳ぎながら狩れるようになれ、ってことか。きついなてめぇ…。 「で、まずは何をするのかしら?」 「くくっ…泳ぎの練習だ。」 泳ぎ…ねぇ…。それでばったり何かに出くわしたらどうするのやら。可能性では0じゃないから。 「む…水着は持ってきてないぞ…?」 「くく…何を言っている。このままの装備で泳ぐんだ」 「なー!?」 おいおい、涙那…。遊びじゃないぞ。ただ水着姿は見てみたい気もする。これはおそらく俺以外の意見。俺はどうでもいい。 しかし…俺はその前にやらねばならないことがあるんだ。 「すまんが…別行動してもいいか?俺一人で行ったほうが手っ取り早い」 「…なるほど、くくっ…では、エリア10に我らはいる。用事が終わったら来る様に。地図は渡しておこう」 BLAZEからモガの森の地図をもらい、俺は単独行動を始めた。 「師条殿…なぜ単独で?」 「くくっ…そのうちわかる。」
「…やっぱりな。」 俺の感じていたもの…それの生みの親はやっぱりいた。 「グルゥ・・・」 ゴア・マガラだ。狂竜ウイルスといったらだいたいこいつかシャガルくらい…感染したモンスターもありえるがその場合爆発的には増えない。 村長の息子曰く、狂竜ウイルスによる感染は急激に増加しているとのことだ。ならば原因はこいつかシャガルくらいだろうな。 「しかし…本来この世界にはいないモンスター…謎だが仕方ない。」 自然と拡散されてある狂竜ウイルスが俺の体内へと入ってくる。そして…俺の抗体が活性化する。 さっきまでと感じる世界が違う。 見た感じ、このゴア・マガラはLv76以降といった具合だろうか?とは言っても確信はない。 それでもゴア・マガラということに変わりはない。それに俺は…こいつらを狩るのに周りの手出しは一切必要ない。むしろ狂う。邪魔になるだけだ。 「さーて、異世界より招かれしモノたちの…対決といこうか!」 「グォォォオオオオ!!」
〜エリア10〜
「我は一応泳ぐことはできる。我が教えようか?」 BLAZEは泳ぐことはできるみたいだ。世界を旅するのであればこのくらいできないとだめだと主人から教わったらしい。その主人は…問題児だけど。 「私は自力でなんとか…!」 「ニャー!!僕は泳がな」 「あ、私は教わるわ。まったく分からないから。」 「ハアッ☆」 奏連はBLAZEから教わることにしたが、涙那とキャロは自力でどうにかするみたいだ。果たしてどうにかなるのだろうか…。誰ですか、早く水着にしなさいといったのは。デフォの装備のままだよ! 「まずは普通に泳げなければ…。基礎ができてから少しずつ進めるとしよう。」 「お願いします。」 ちなみに。BLAZEが考えてる練習は以下の通り。 ・普通に泳ぐ ・潜水ができるようになる ・水中で武器を使ってみる …なにか抜けている気もする。おそらく気のせいだろう。
現状の泳ぎ具合だけど… 師条…実は泳げるし武器も普通に使える。抗体活性化させるともっと…。 BLAZE…同上。活性化しないだけ。 涙那…泳ぎはできるが潜水ができない。 キャロ…泳げない。泳ごうともしない。泳げよ!臆病者!! 奏連…泳げません。 となっています。果たしてこの先水中で武器が使える程度までなるのだろうか…。 「(それにしても…あのモノはいったいどこにいる?)」
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