Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!( No.850 )
  • 日時: 2014/06/19 00:37
  • 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: CbSm8hb8)

その17 凌駕せし者

「グゴァア!!?」

突如起きた爆発はリオレウスの右足を完全に破壊した。
爆発の正体は…炎が放った貫通弾…実際は貫通作用をもつ徹甲榴弾だった。
―通常、徹甲榴弾はモンスターの表層部に刺さり、一定時間後爆破する。
これが通常である。しかしこの場合、甲殻にダメージを与えることはできても、内部にはダメージがあまり通らない。
内部にダメージを与えるためには、甲殻を砕き、それでもなお威力が残るほどの破壊力が必要となる。
しかし、炎の作った弾は、モンスターの内部に食い止められる程度に貫通させ、内部で爆発させることができる。
これにより、対象を内部から破壊することが可能となるのだ。たとえ甲殻に傷をつけることができない爆破の威力でも、内部組織を破壊することによって、機能停止にさせることは可能。
ただ、炎のもつ弾の爆破は…普通の物の比ではない。そんなのが内部から爆破するのであれば…
その結果が、リオレウスの右足の完全破壊である。
右足だけの破壊に留まらず、左足をもえぐり、完全に足は使いものにならなくなってしまった。というより右足は失われている。
その脅威の破壊力にモンスター達は恐怖を感じていた。
今まで見たハンターと次元が違う。

「おいおい、怖気づいたか?ならさっさと終わらせてやろう。」

ズバババッ!!!
そういうと、炎はモンスターの上空目掛けにある弾を乱射する。
リオレウスは動くことができなかったが、ティガとラージャンはとっさに回避する。

パカッ!!

乱射された弾からあるものが大量に放出される
―爆薬だ。
拡散された範囲は非常に広く、回避できたと思っていたティガやラージャンのいる場所も含まれている。
おまけにその量は…1発あたりに何十個いれているのか分からないほど。それを乱射したのだから…その量は百を超える。

「散れ」

ズドガガァァァアアアアアアアン!!!!

あたり一面が爆発で包まれた。


〜そのころの地〜

「うひゃー広い広いwww」

地はそこらへんにいた組織の人間から地図を強奪していた。
ちなみに侵入者ってことは最初に炎がどうどうと門破壊したためばれている。そのためどうどうと真正面から敵に接近している。

「さーてとwwwたぶんここへ向かえばいいんだな。」

そういうと地はある場所へと向かう。


〜地下10階〜

「…うっ」

ここは炎たちが乗り込んでいる施設の地下10階。
ここには…残妖と霊華が連れ込まれていた。

「ここは…」

目が覚めた残妖はあたりを見渡す。
一面真っ白。物はほとんどおかれていない。モンスターの標本がところどころにある。
それと今の自分に異常がないか見てみる。
手錠がかけられているため、腕の自由は効かない。武器はある。防具も問題なし。
近くには霊華がいたが…まだ眠っていた。
ここがどこなのかいまいちぱっとしない残妖であったが、とにかく脱出することを試みようとしてみた。とそのときだった

「け〜けけけwwwもう目覚めたのかwww」

いかにも研究員みたいな服装の男が部屋へ入ってきた。わかってると思うけど地じゃないよ。