- 日時: 2014/06/26 00:14
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: /TKV085q)
第29話 意外な性格
〜エリア10〜
ようやく合流できるといったところか…俺だ。 そういえば優李に生えている猫耳と尻尾は作り物かどうか聞いてみたが…どうやら生えているものみたいだ。 当たり前とかいってたけどそれは当たり前じゃない。 とにかく、BLAZEたちと合流せねば…ゴアとシャガルを見つけたことも報告しないとな。
「くくっ…ん?帰ってきたか」
BLAZEがいち早く気づく。
「あー、あいつ。あいつが…」
俺は仲間たちについて紹介しようとしていたのだが…あれ?優李が誰かを見つめている。しかもなんだ?目がきらきらしている。 誰か気になる人でもいるのか?と思っていたのだが…
「猫…!ニャー!!」
優李はキャロ目掛けて猛ダッシュ。普通のハンターとは比べようのない速さで…キャロに飛びつく。 いきなり狙われたキャロは逃げるまもなく優李に抱きつかれていた。
「は…はなすニャ!」 「やーだニャー♪」 「ニャー!!はなしてニャー!!!」 「えいニャ♪」
とやりとりを繰り広げているが…俺を含めてみんな( ゜Д゜)ポカーンとしていた。あのBLAZEすら( ゜Д゜)ポカーンである。めずらしい…。 もはや蚊帳の外。主人である涙那すら見捨てている始末。どうしたらいんだこれ。猫見ると飛びつかずにはいられないのか。 いつまでこのまま…?
「ニャーン♪…って…」 パッ バシャーン!! 「ニャニャー!!!」
優李はキャロを離す。正気に戻ったのだろう。ちなみに離されたキャロはおぼれていた。涙那が救出した。
「…見てたよね?」 「「うむ。」」
俺とBLAZEはそう答える。隠す必要がない。それくらい堂々とじゃれあってたからね。隠したところで…うん。 意外?な一面でもあったからいいや。完全にツンデレか?と思っていたから。まぁ本人としてはかなり恥ずかしいだろうと思うけど。 ってか…フィールドでアイルーとかに出会ったらまたあぁなるのか?だとすると重症だが。
「…」 「んと…とりあえず自己紹介しましょ…?」
奏連がそういう。このままの空気は重すぎる。それに自己紹介してない(俺にはしてたけど。) その様子は略する。毎回同じ内容みてもあれだろ。 あと結局優李も俺たちと共に行動することになった。まぁ別にいいけどさ…。 それにしても…このONLY☆ONEな人…誰?T●Gさん? |