Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!( No.927 )
  • 日時: 2014/06/25 23:02
  • 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: VcdExZU.)

その19 破砕

〜炎視点〜

ラージャンの上半身はばらばらに砕け散った。
残された下半身はなすすべなく倒れる。

「脆い・・・」

上半身が砕け散ったわけ…それは炎の回し蹴りだ。
しかし特別に威力を増幅させたわけでもなく、ただ普通に蹴っただけ。それだけで上半身を粉々にしたのである。
4体のモンスターを討伐した炎は内部へと入っていく。




「…人為的な進化はここまでくるものか」

炎が見たもの…それは常識ではありえない進化をとげたモンスターだった。
それらは完全に監禁されているといっていい。外に出そうということは考えていないだろう。
しかし…外に出ない可能性は0ではない。このモンスターが生きている限り…0はありえない

「…消えろ」

彼は普段とは違った言葉を発しながら…無慈悲にヘビィボウガンから弾を放った。




〜地下10階〜

「…あぁぁあああああっ!!」
「け〜けけwwwその声、いいねぇwwwwけ〜けけけけけwwwww」

あの音は…関節をはずす音だった。
残妖の両肩、両膝の関節を…はずした。

「うっ…!くっ…!!」
「け〜けけwww痛いだろう!わざと神経を痛めるようにはずしたからな!!」

この男…外道である。
外れた骨が神経に干渉し、全身に激痛が走る。
それでも残妖は…その痛みに耐えていた。

「がっ…!」
「ほぉ?まだ耐えるか。ではでは…その肘関節、破壊させてもらおう!!」
「な…!」

男は異常なほど太く、そして硬くなった両腕を…残妖の両肘に全力でぶつけた

バキッ!!

両肘の骨は…原型を止めていなかった




〜ミラバルカン視点〜

「我としたことが…まさかここでこれを使うとはな」

ミラバルカンは火山に落ちていた。しかし…今のミラバルカンは人間の姿をしていた。
見た感じはまさに全身ミラバル装備の男…。誰がどうみてもそう思うだろう。
予定では施設にこの姿で潜入するつもりであったが…急遽使うことにした。

「これならあの者にも気づかれまい…」

そういいながら施設を目指す